ステージ3のがんと闘病中の俳優・希良梨（きらり）が13日までにインスタグラムを更新し、芸能界引退を発表した。1998年放送のカンテレ・フジテレビ系ドラマ『GTO』で注目された44歳が、「これからは、自分らしく、自由に新しく、新たな地で、芸能人としてでは無く、生きてみたいのです」などと思いをつづった。

　希良梨が、新たな生き方をするために芸能界引退を報告した。

「日本に帰って来ると、自然と自分は芸能人という枠組みに入ってしまいます。癌治療手術を2回、そしてそれから転移をして、抗がん剤治療までもが始まってしまい、生と死を、考えさせられるようになり　行くところまで行ったような気がしております。もう既に、抗がん剤治療は全て終わらせましたが、これからは、自分らしく、自由に新しく、新たな地で、芸能人としてでは無く、生きてみたいのです。そして、この度、芸能人の希良梨としては、卒業させていただきたい、病気になってから更にそう、思うようになりました。ですので、いちど芸能人の希良梨を、こちらで引退する事を、ご報告させていただきます」

　その上で「芸能界入りは、亡くなった祖母の紹介で　小学校4年生の10歳の頃でした」と振り返り、ファンや関係者に感謝の意を示した。

「1年間のがん治療を通して　そして、とあるきっかけがありまして、芸能界を引退させていただくことを　こちらで私事にはなり、大変恐縮ではありますが、ご報告をさせていただきたいと思います。子供の頃から応援してくださった　何より、大切なファンの方々には、心より感謝しております。そして、今まで、支えてくださった事務所の方々や、関係者の皆様、本当に大変お世話になりました。心からお礼を申し上げます」

　そして、「今後は、自由に気ままに、1度の人生楽しみながらSNSもしてみたり、気張らずに、無理はせずに、何より、自分を大切に、そして健康を意識しながら暮らし生きていこうと思っております。そんな私で良かったら、また、ぜひ仲良くしてくださいね 読んでいただいて　有難う御座いました」とつづった。

　希良梨は昨年9月21日にSNSでがん闘病を公表して以降、手術、再手術、離婚していたこと、同10月17日には手術の結果、12月13日には再手術、同19日には前年に離婚していたこと、恋人の存在などを報告していた。また、今年3月15日には「人生初の坊主」と題し、丸刈りにした自身の姿を複数枚の写真で公開した。