反町隆史が晁蓋役で『北方謙三 水滸伝』出演「ものすごい熱量でオファー」 織田裕二とタッグ

北方謙三氏による大河小説の金字塔『水滸伝』が、連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』としてWOWOWで映像化され、2026年に放送・配信される。このたび、俳優の反町隆史が本作に出演し、晁蓋(ちょうがい)役を務めることが明らかとなった。

反町隆史が『北方謙三 水滸伝』に出演する【写真:(C)北方謙三/集英社 (C)2026 WOWOW】
反町隆史が『北方謙三 水滸伝』に出演する【写真:(C)北方謙三/集英社 (C)2026 WOWOW】

WOWOWで映像化され、2026年に放送・配信

 北方謙三氏による大河小説の金字塔『水滸伝』が、連続ドラマ『北方謙三 水滸伝』としてWOWOWで映像化され、2026年に放送・配信される。このたび、俳優の反町隆史が本作に出演し、晁蓋(ちょうがい)役を務めることが明らかとなった。

 原作『水滸伝』は、中国三大奇書のひとつに数えられ、腐敗した世に抗うアウトローたちの群像劇として知られる。北方による本作は、原作の精神を受け継ぎつつも、現代的な視点で再構築された壮大な叛逆の物語であり、シリーズ累計発行部数は1160万部を超える。映像化は今回が初となる。

 本作では、正義を信じる下級役人・宋江(演:織田裕二)が記した“世直し”の書『替天行道』を軸に、さまざまな境遇の者たちが梁山泊の旗のもとに集い、巨大な国家権力に立ち向かっていく姿が描かれる。反町が演じる晁蓋は、梁山泊を率いるもう一人の中心人物であり、民に慕われる義の心と烈火の如き闘志を併せ持つ存在。信頼によって人を動かす宋江とは対照的に、果断で統率力に優れた“動のカリスマ”として、物語を大きく動かしていく。

 反町は今回の出演にあたり、次のようにコメントしている。

「2年前、ものすごい熱量でオファーをいただきました。『反町隆史の晁蓋が見たい。ずっと夢だったんです』そう言われたのは、俳優人生の中で初めてのことでした。軍略と統率力に優れ、叛乱の先頭に立って突き進む晁蓋は、まさに英雄。晁蓋という漢に心を奪われ、演じることの歓びが、役そのものを育て、やがて自分をも育ててくれました。織田裕二さんをはじめ、キャスト・スタッフと一丸となって撮影に挑んだ壮大で熱い、この作品を皆様にお届けできるのが今から楽しみです。『北方謙三 水滸伝』是非、ご期待ください」

 また、若松節朗監督も反町の起用について以下のように語っている。

「反町隆史は面白い男である。芝居も素も堪らなく面白いのだ。仮面を被った、馬上での静かで異様な佇まい。派手なブルーの衣装に包まれたビジュアルがここまで似合う男はいない。その圧巻の姿に、つい笑みが浮かんでしまう。そして、反町隆史は照れ屋でもある。普段、余り多くを語らない控えめな彼の、今回の任務は、とてつもなく重い。織田裕二と一緒に世直しに挑むもう一人のカリスマで、静なる宋江とは対極にして、果断で統率力抜群。動なる軍略の雄を演じなければならないのだ。義侠心に厚く厳格な強い男を荒ぶって匂わせて欲しい。それでいて、どこか楽観的でニヒルな笑いも見せて欲しい。何とも難しい役どころではあるが、カレーを食べている様な爽やかさも出してくれるので実に嬉しい。眩い程の『生きる光』を発し続ける晁蓋も、反町隆史とダブって見えるから不思議である。反町隆史が楽しんで演じている晁蓋に御期待下さい」

 初の映像化にして、かつてないスケールで展開される『北方謙三 水滸伝』。宋江役の織田と晁蓋役の反町というダブルカリスマが共演する壮大な叛逆劇に、注目が集まりそうだ。

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