King & Prince、2人体制になって初のドームツアー 5人体制時の人気曲も披露でファン5万5000人を魅了
King & Princeが10日、東京ドームで「King & Prince LIVE TOUR 24-25 Re:ERA in DOME」の東京公演を開催。2024年10月14日にデジタル先行リリース、12月11日にCDリリースした6枚目となる初のコンセプトアルバム『Re:ERA』を引っ提げており、2人体制になって初のドームツアーだ。昨年10月26日にららアリーナ東京ベイからスタートしたツアーの追加公演として今回のドームツアーを実施。5月11日のみずほPayPayドーム福岡からスタートした。東京ドーム公演では1日で5万5000人、3日間で16万5000人の動員を予定しており、3都市8公演でのドームツアーの総動員数は38万人となっている。10日の東京ドーム公演の様子をレポートする。

初のコンセプトアルバム『Re:ERA』を引っ提げたツアー
King & Princeが10日、東京ドームで「King & Prince LIVE TOUR 24-25 Re:ERA in DOME」の東京公演を開催。2024年10月14日にデジタル先行リリース、12月11日にCDリリースした6枚目となる初のコンセプトアルバム『Re:ERA』を引っ提げており、2人体制になって初のドームツアーだ。昨年10月26日にららアリーナ東京ベイからスタートしたツアーの追加公演として今回のドームツアーを実施。5月11日のみずほPayPayドーム福岡からスタートした。東京ドーム公演では1日で5万5000人、3日間で16万5000人の動員を予定しており、3都市8公演でのドームツアーの総動員数は38万人となっている。10日の東京ドーム公演の様子をレポートする。(取材・文=水谷賀奈子)
開演時間の午後6時の2分前から会場では「キンプリコール」が始まった。照明が暗くなり、永瀬廉と高橋海人が宇宙に飛び立つ映像がスクリーンに流れ、センターステージに黒にシルバー、紫と“近未来”感のある衣装に身を包んだ2人が登場。『LOVE HACKER』のソロパートで始まり、2人の顔がスクリーンに映し出されると歓声がステージを包んだ。高橋が「手上げて!」とあおったことで、ティアラ(=King & Princeのファンの総称)のペンライトの動きが大きくなる中、バックダンサーも加わり、歌手の三浦大知・UTAと高橋のコラボ楽曲『WOW』と『moooove!!』を続けて歌唱。間には高橋が「たくさん愛し合う準備できていますか? ティアラ、愛してます!」と、永瀬が「楽しめますか? 最後までよろしく!」とあいさつした。
宇宙に着いた様子の映像がスクリーンに流れ、ジャケットにデニムをあわせた衣装に着替えた2人が再びステージに登場。高橋が「外では雷が鳴っていますが、雷に負けないように!」と言葉をかけつつ、トロッコに乗り込み客席の間を移動しながら『Magic of Love』を歌った。
振り付けがかわいいと人気の楽曲『Life goes on』のイントロに多くのティアラが反応。パフォーマンス中には2人が笑顔でアイコンタクトしながら踊り歌う場面もあり、ティアラにとっては“癒やし”の時間となった。
そして、ラッパーでシンガー・ソングライターのSKY-HIと高橋のコラボレーションで、高橋のソロ曲『POPSTAR in the KINGDOM』では、重低音を会場に響かせ、高橋の武器であるダンスを存分に堪能できる時間となった。
2人がステージから捌けると、原宿にいる城之内くん(=永瀬)とたけやん(=高橋)という“架空のキャラクター”の映像がスクリーンに流れる。城之内くんの「俺らが穴空けたら成立しないっしょ」という言葉を機に、“2人”が東京ドームに姿を現し、『Harajuku』をパフォーマンス。手の振り付けのみというのも、カリスマ的人気を誇る“2人”ならではだ。
たけやんはステージを捌けて、城之内くんによる一人MCタイムがスタート。客席のティアラに「King & Princeの永瀬くんのいいところは?」と直接たずねると「顔とスタイル!」「ホクロがエロい」との回答が、続けて「高橋くんのいいところは?」とたずねると「エロい唇!」との回答が。「2人のことエロい目で見てるんですね」とまさかの回答に城之内くんは驚きつつも、ステージを無言で立ち去った。
着替え終わった高橋と永瀬が再びステージに戻ると、ドーム内にもゴロゴロと響く雷の話題に。永瀬の「曲の間でいい感じに鳴ってたよね」という感想に、高橋は「雷をも演出にしちゃうというね」とにっこり。さらに、高橋は「今日、廉ビジュいいよね。最近の廉、好きなんだよね」と突然の告白。続けて、永瀬が「顔が、最近なんにも変わってない!」と高橋に褒め返すと、会場は笑いに包まれた。

ミッキーマウスがサプライズで登場
後半はミッキーマウスの新オフィシャルテーマソング『What We Got ~奇跡はきみと~』からスタート。サビでは、ミッキーマウスがサプライズ登場し、ベストフレンドの3人による息のあった歌とダンスにティアラは大興奮。後半戦のスタートから盛り上がりは加速する一方だ。
『話をしようよ』ではイスに座って歌唱し始め、2人が肩を組んだり、わちゃわちゃする様子を見守る時間に。なにわ男子・西畑大吾とAぇ! group・正門良規と永瀬のコラボ楽曲かつソロ曲『染み』では、歌詞に思いを込めて歌い上げた永瀬がティアラの視線を独占した。
永瀬が全身黒、高橋が全身赤に衣装チェンジし、惑星をモチーフにした高さ12メートルのフロートに乗って登場。『名もなきエキストラ』『Hello!!!ハルイロ』『Super Duper Crazy』など1枚目のアルバムの楽曲など懐かしメドレーに続き、アイドルらしさ全開でたたみかける人気楽曲『koi-wazurai』『HEART』『シンデレラガール』でラストスパートにかけて会場はさらなる盛り上がりを見せた。
そして、今回のツアーのメーキング映像をスクリーンに流し、本編終了かと思いきや最後に『ツキヨミ』を披露。黒に深緑と紺のワンポイントカラーの入ったジャケット姿で雰囲気をガラリと変えた2人が、スモークに包まれて登場すると、炎や花火の演出とともに力強く歌い上げた。
特殊効果とともに姿を消すも、「キンプリコール」が会場に響いた。コールに応えるべく、再び2人が特大気球に乗って登場。高さ28メートル(ゴンドラの部分でトップは40メートル)まで上がり、『恋降る月夜に君想ふ』『Sha-la-la ハジけるLove』を歌い、2階・3階のティアラにも愛を届けた。
最後の『君に届け』は、センターステージや花道を歩き、ティアラに手を振りながら歌った。「俺たちが、King & Prince!」との言葉でライブを締めくくった。永瀬は「またこの景色を見られて最高でした」と言葉を送り、2人はステージから去った。
※高橋海人の「高」の正式表記ははしごだか
