新幹線の指定席に外国人親子、にこやかに去ったのだが…思わぬ展開にあ然「性善説には限界がある」

指定席を事前に予約していた新幹線、座席に向かったら、目を疑う光景が広がった。「Xでよくみるやつだ」……。外国人の親子が、平然と座っていたのだ。困惑しながらも声をかけると、親子は明るい雰囲気で移動していったのだが、その後にさらなる驚きが待っていた。ひと騒動をSNSにつづった投稿者に詳細を聞いた。

新幹線の座席トラブルが後を絶たない(写真はイメージ)【写真:写真AC】
新幹線の座席トラブルが後を絶たない(写真はイメージ)【写真:写真AC】

「めちゃくちゃにこやかに去っていった…どこへ?」

 指定席を事前に予約していた新幹線、座席に向かったら、目を疑う光景が広がった。「Xでよくみるやつだ」……。外国人の親子が、平然と座っていたのだ。困惑しながらも声をかけると、親子は明るい雰囲気で移動していったのだが、その後にさらなる驚きが待っていた。ひと騒動をSNSにつづった投稿者に詳細を聞いた。

「品川で新幹線乗って指定席に座ろうとしたら、外国人の母娘が普通に座ってて、『おっとォ…………Xでよく見るやーつ…………』と思いつつ、『ソ、ソーリィ……』とだけ超小声で言ったらそれだけでめちゃくちゃにこやかに去っていった

…どこへ?」

 投稿者は、20代会社員のあひあひ・あひる(@home_teal)さん。親子は欧米系で、30代と3歳ぐらいに見えたそうだ。

 事前に取っていた指定席は14号車だったが、自由席は1・2号車。指定席の号車を間違えた可能性はあるが、「すぐ移動してはくれましたが、おそらく分かっててやっている感じでした」と振り返る。

 驚がくの展開はここからだ。

「母娘だけで、かつめちゃくちゃ軽装だったな……と思って、もしやと思って今上見たらクソデカキャリーケースが積まれていた。

 いや、俺は荷物ないから困ってないけど、これも持ってってや」。Xでてん末を報告した。上の荷棚からはみ出るサイズの大きなキャリーケース1個が置かれたままだったという。

 ちなみに、「新大阪で降りるまでそのままにしていました」とのこと。最終的に荷物がどうなったのかは、謎のままだ。

 空前のインバウンド来日ブーム。その一方で、外国人旅行客の言動を巡り、観光マナーの悪化や新幹線の座席・荷物トラブルが問題化している。ただ、人間にはミスや勘違いがあるもので、海外客への差別・偏見に結び付けることがあってはならない。

 投稿者は「実害はなかったのでいいんですけど、なんだかなあという気持ちです。母娘だと注意もしにくいですし……」。モヤモヤを抱えたままだ。新幹線運用のさらなる改善について、「性善説には限界があるので、全席指定を増やすなど、システムで対策するしかないと思います」と提案している。

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