映画『侍タイムスリッパー』コミカライズ決定 作画は“ファンの中から”選出、監督がオファー

今年の「第48回日本アカデミー賞」で最優秀作品賞を受賞した映画『侍タイムスリッパー』がコミック化されることが8日、発表された。

解禁されたこりす氏執筆のキービジュアル【写真:(C)2025 未来映画社・こりす/徳間書店】
解禁されたこりす氏執筆のキービジュアル【写真:(C)2025 未来映画社・こりす/徳間書店】

「第48回日本アカデミー賞」で最優秀作品賞に輝く

 今年の「第48回日本アカデミー賞」で最優秀作品賞を受賞した映画『侍タイムスリッパー』がコミック化されることが8日、発表された。

 興行収入10億円を突破した本作は、幕末の侍が落雷により現代の時代劇撮影所にタイムスリップする時代劇コメディー。インディーズ作品ながら口コミで人気が広がり、全国380館で上映されて、『侍タイ』の愛称でも話題となった。

 そしてこのたび、『侍タイ』のコミカライズが決定。作画を担当するのは、Xでファンアートを投稿していた漫画家・こりす氏。起用は、安田淳一監督が直々にラブコールして実現。ファンの中から選出するという『侍タイ』らしい夢の大抜てきは、劇中での名言「一生懸命頑張っていれば、どこかで誰かが見ていてくれる」を思わせる。

 今回、こりす氏が描いたキービジュアルも解禁。10日発売の雑誌『アニメージュ』8月号では、安田監督とこりす氏の対談でコミカライズについても語られるという。

 安田監督のコメント全文は以下の通り。

「『侍タイムスリッパー』がコミック化されることになりました。掲載誌は徳間書店のアニメージュです。僕は宮崎駿さんの『風の谷のナウシカ』が大好きなので、その『ナウシカ』が掲載されていたアニメージュでコミック版の『侍タイ』を連載できるのは、とても嬉しいことです。作画のこりすさんは『侍タイ愛は負けない』とおっしゃっている方で、全てのキャラクターを理解し、愛してくれています。そんなファン代表のこりすさんによって描かれるコミック版の『侍タイ』。いったいどんな作品になるのか、僕自身も楽しみにしています」

※宮崎駿氏の「崎」の正式表記はたつさき。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください