強すぎ? 絶望を感じるさせるほどの能力を持つ『ジャンプ』敵キャラ3選
『週刊少年ジャンプ』(集英社)作品の主人公は、強敵キャラとギリギリのバトルを繰り広げる展開が多い。しかし、なかには強すぎて登場人物だけでなく読者すらも絶望させる敵キャラも存在する。今回は、絶望を感じさせるほどの能力を持つ敵キャラ3人を紹介しよう。

ジャンプ黄金時代でもっとも絶望を感じさせた敵キャラとは
『週刊少年ジャンプ』(集英社)作品の主人公は、強敵キャラとギリギリのバトルを繰り広げる展開が多い。しかし、なかには強すぎて登場人物だけでなく読者すらも絶望させる敵キャラも存在する。今回は、絶望を感じさせるほどの能力を持つ敵キャラ3人を紹介しよう。
最初に紹介するのは、『ジョジョの奇妙な冒険』(作:荒木飛呂彦)第2部に登場するカーズだ。カーズは敵グループ「柱の男」のリーダー格であり、人間を吸血鬼に変えるアイテム「石仮面」を作った天才でもある。知性と圧倒的な実力を兼ね備えたカーズだが、弱点である「太陽の下に出られない体質」を克服し、究極生命体となったときの絶望感は半端ではない。
コミックス12巻にて描かれる究極生命体となったカーズには、これまでの敵に有効だった「波紋法」による攻撃が効かない。しかも、あらゆる生物の能力を再現する力も手に入れたカーズは秘術である「波紋法」すら再現し、主人公のジョセフ・ジョースターを追い詰めていく。
火山の溶岩で焼かれても倒すことができないカーズについて、SNS上では「太陽を背に立っている姿に絶望した」「波紋さえも習得したカーズの絶望感がヤバい」といったコメントがあがっている。
次に紹介するのは、『BLEACH』(作:久保帯人)に登場するユーハバッハだ。コミックス74巻では、彼と主人公・黒崎一護の戦いで、一護が攻撃しようとした瞬間、持っていた刀を折られ、何をされたのか理解する間もなく戦意喪失させられてしまう。
一護が敗北した理由は、ユーハバッハの持つ未来を見通して起こりうる出来事の改変ができる能力「全知全能(ジ・オールマイティ)」にある。この能力によって彼は、一護が攻撃を放った未来に干渉し、攻撃する前に刀を折っていたのだ。
また、コミックス57~58巻で描かれている、死神の総大将・山本元柳斎重國との戦いも印象深い。この戦闘では、ユーハバッハの部下が、彼の姿と記憶、精神を真似た偽者となって山本と戦う。山本は偽ユーハバッハを全霊力を使った卍解で切り伏せるが、その後現れた本物のユーハバッハに卍解を奪われ、成す術なく殺されてしまう。
SNS上では「無敵だった山爺がやられる絶望感とそれをやり遂げるユーハバッハのカッコよさがすごい」「圧倒的だった山爺が敗れた絶望感は凄まじい」との声があがっている。
最後に紹介するのは『ドラゴンボール』(作:鳥山明)に登場するフリーザだ。フリーザは、2015年に公開された映画『ドラゴンボールZ 復活の「F」』にて、主人公・孫悟空を打倒するために修行を積み、強敵となって再登場するほどの人気キャラである。
フリーザといえば戦闘力の高さを告げるエピソードが有名だ。コミックス24巻にてフリーザがネイルと対峙した際、ネイルに自身の戦闘力が53万であると告げ、戦闘力4万2000のネイルを驚愕させた。
また、フリーザは戦闘中に、小柄な姿(第1形態)から筋肉隆々な姿(第2形態)に変身する。さらに、頭が後ろに伸びた怪物のような姿(第3形態)に変身し、最後には全ての装飾がなくなったシンプルなフォルム(第4形態)へと変身を繰り返す。変身のたびに強く凶暴になっていくフリーザの姿は、読者を戦慄させた。
ネット上では「50%の力で君を宇宙の塵にできるって笑いながら悟空に告げる所1番絶望した」「元気玉でフリーザ生きてたとき絶望感しかなかった」などのコメントがあがり、多くのファンがフリーザに絶望感を味わっているようだ。
圧倒的な力を持つ敵キャラは、ストーリーの盛り上がりに欠かせない要素である。これからもジャンプ作品でどんな強敵が現れるのか注目していきたい。
