阿部寛、大量の英語のセリフでパニック 共演の菜々緒は気遣い「とにかく黙っていよう」

俳優の阿部寛が4日、都内で行われた映画『キャンドルスティック』初日舞台あいさつに、菜々緒、サヘル・ローズ、津田健次郎、YOUNG DAIS、米倉強太監督と共に登壇した。

初日舞台あいさつに登壇した阿部寛【写真:ENCOUNT編集部】
初日舞台あいさつに登壇した阿部寛【写真:ENCOUNT編集部】

映画『キャンドルスティック』初日舞台あいさつ

 俳優の阿部寛が4日、都内で行われた映画『キャンドルスティック』初日舞台あいさつに、菜々緒、サヘル・ローズ、津田健次郎、YOUNG DAIS、米倉強太監督と共に登壇した。

 本作は、川村徹彦の小説「損切り:FXシミュレーション・サクセス・ストーリー」を日本・台湾の合作映画として実写化。刑務所を出所した元ハッカーの野原(阿部)が、元号が変わることで生じる金融システムの混乱を利用し、巨額の富を得ようとするさまを描いたマネーサスペンス。

 劇中、阿部はかなりの量のセリフを話すシーンが多かった。阿部は「とにかく量が多くて、かなりパニックだったんです」と語る。阿部と初共演となった菜々緒も「撮影中もいろいろ話をしたのですが、あまり覚えていないって言っていていました。撮影のエピソードも『忘れちゃった』ってあっけらかんと話す姿がすてきでした」と振り返ると「阿部さんは英語のセリフが多かったので、とにかく黙っていよう」と阿部の集中力が途切れないようにしていたという。

 そんな阿部は、菜々緒との共演を振り返り「以前TBSの廊下ですれ違ったとき、すごいオーラだったんです。いつか共演したいと思っていたのですが、今回共演してみて、菜々緒さんと一緒にいると周りの空気がきれいになる感じがしました。キレのいいしゃべりをするのですが、まったく格好つけていない。気持ちのいい性格なんです。僕が英語のセリフが多くてパニックだったのですが、また共演したいです」とエールを送っていた。

 それだけ大きな挑戦が詰まった作品だったという阿部は「監督は、僕が以前やっていた雑誌に出ていたんです」と米倉監督が、元「MEN’S NON-NO」の専属モデルを務めていたことに触れると「新進気鋭の監督で、何か新しいものをくれるのかもしれないという期待を持って、台本を読む前から出演の返事をしたんです。とても映画に対して誠実かつ斬新で楽しかった」と気鋭の監督の現場を振り返っていた。

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