藤木直人、鑑定人役に初挑戦「『科捜研の女』を見て勉強します」 役との類似点は“同じ理系”
俳優の藤木直人と白石麻衣が初共演するフジテレビ系連続ドラマ『最後の鑑定人』(水曜午後10時)が7月9日からスタートする。藤木は同局の連続ドラマ単独初主演。初バディを結成する藤木と白石が、囲み取材会に出席し、元科捜研の男ד変人”研究員を演じる本作の見どころやお互いの印象を語った。

7月9日スタート、フジテレビ系ドラマ『最後の鑑定人』
俳優の藤木直人と白石麻衣が初共演するフジテレビ系連続ドラマ『最後の鑑定人』(水曜午後10時)が7月9日からスタートする。藤木は同局の連続ドラマ単独初主演。初バディを結成する藤木と白石が、囲み取材会に出席し、元科捜研の男ד変人”研究員を演じる本作の見どころやお互いの印象を語った。
同作は、かつて科捜研のエースとして活躍し“最後の鑑定人”と呼ばれていた主人公が、科学的アプローチを駆使して難事件を解決に導いていくサイエンス×ミステリー作品。『永遠についての証明』で2018年に第9回野性時代フロンティア文学賞(現「小説 野性時代 新人賞」)を受賞した小説家・岩井圭也氏の同名小説が原作となっている。
主人公・土門誠(どもん・まこと)は、元科捜研のエースで卓越した鑑定技術の持ち主。藤木は本作の役柄について、「ある事件がきっかけで科捜研を辞めて、自分の鑑定所を立ち上げている。あまり人と関わりたくない、ちょっと変わったところがあるキャラクターです」と解説した。
白石が演じる高倉柊子(たかくら・しゅうこ)は、土門鑑定所の事務員も兼任する研究員。白石は高倉について、「人の嘘を見抜く変な癖があり、高倉も少し変わった人です。ハーブ水を出して、その人が嘘をついているのか、正直者なのか判断する人間観察力が高いキャラクターだと感じています」とコメントした。
専門的な知識も必要となる役柄ということで、撮影へ向けての準備を聞くと、藤木は「鑑定人の仕事は初めてですが、わりとドラマのテーマやキャラクターに出てきたりするし、まずは『科捜研の女』を見て勉強します!(笑)」と話し、「理系の役を演じることは多いので、毎回、専門用語を言わされるんです。今回も頑張ります」と意気込み。自身と土門の性格の類似点を聞くと、「僕は普通の人間のつもりですけど。何を考えているのか分からないと言われることもある」と笑い、「理系の人間でちょっとした会話の中でも、物事を理屈的に考える間が怖いって言われたりする。そういったところは、同じ理系で似ているのかもしれません」と語った。
初共演で“クセ強バディ”となることについて、藤木は「かみ合っていない土門と高倉が、これから先どうなっていくのか。かみ合っていない具合がこのドラマの肝になると思っている。そこは現場で楽しく白石さんと探って行けたらと考えています」と笑顔。バラエティー番組での共演を振り返りながら、「以前からテレビで拝見していて、おきれいな方だと思っていました。アイドルのみならずモデルとしても活動されている。それでいてバラエティーに来たら、しっかりものまねで笑いを取る器用な方という印象でした。ご一緒することができて、頼もしく思っています」と信頼を寄せた。
一方、白石は「私は小学生、中学生の頃、『ナースのお仕事』を見ていたので高杉先生(高杉健太郎)の印象があり、今回ご一緒できることをうれしく思っています。バディという役どころなので、土門先生についていけるように頑張りたいです」と述べた。
ミュージシャンとしても活動する藤木は、自身の音楽活動に関わっている音楽プロデューサー・シライシ紗トリ氏の名前をあげると、「乃木坂46さんにも(白石がセンターを務めた)『シンクロニシティ』を書いている」と2人の共通項を説明。
音楽という共通の話題から、白石が「私は意外と洋楽が好きで一時期レッチリ(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)や激しめの音楽にハマっていた時期があります」と告白。藤木は「好きなジャンルは一緒だと思うのですが、年代が少し違いそうですね。僕が高校でギターを始めた時は、ヘビメタ、ハードロックブームで、ギタリストがヒーローだった時代。ちょうどMR. BIGとかExtremeとかが出てきた頃です。『To Be With You』とか『More Than Words』とか知らない? 絶対聞いたことがあるから」と熱い音楽トークを繰り広げると、白石は興味深そうに耳を傾けていた。
