お笑いコンビ・金魚番長（箕輪智征、古市勇介）が2日、都内の吉本興業本社で行われた単独ライブツアー『ぐちゃぐちゃ』の合同取材会に出席。UNDER5 AWARD初代チャンピオン（2023年）、M-1グランプリ2024準決勝進出、ABCお笑いグランプリ2025決勝進出と賞レースで着実に結果を残している実力派コンビが、ツアーへの思いを語り、古市失踪事件についてもコメントした。

　6月に開催されたツアーの初日となる名古屋公演を振り返り、箕輪は「もともと古市の顔ファンしかいなかった」とボケつつ、「そこがきれいに消えた感じがしました。男性のお客さんが多かったです」と客層の変化を報告。「名古屋はいい感じでできて、このままいけば内容は詰まっている。今までの単独の中で1番いいと思います。今回の単独の中からM-1のネタが出そうな予感がしています」と手応えを明かした。

　ツッコミの古市は、4月に交際相手に浮気がばれて、ショックで1週間ほど失踪し、仕事を休んでしまった。失踪騒動後の変化について、古市は「お客さん自体は減った増えたはないです」としつつ、「（失踪から復帰した）ラジオの次の日のライブだけは異様な空気でした。反省していても笑わないし、ふざけても笑わない。漫才もボケでうけて、ツッコんだら笑わないみたいな」と回想した。

　相方の箕輪は、「一週間くらいは影響があったかもしれない。事件の内容と少しでも関わっていると変なうけがあった。もう無くなってきていて、強いエピソードみたいになっています。芸人は絶対に笑ってくれるので」とフォローを入れた。

　心境面の変化を聞くと、古市は「反省はもちろんそうなんですが、迷惑をかけないようにという意識が強くなりました」とコメント。プロポーズに失敗したことも明かしており、メンタル面が心配されるが、本人は「ぜんぜん安定しています」と述べた。

　すでに彼女とは別れたそうだが、「未練はあります。もう一度射止めたいという気持ちがある。だから単独も頑張ります」とコメント。「もう浮気はしない？」という質問には、食い気味に「しませんよ！」と答え、「DMは封鎖しました。今はそんな気はないです」と強い意志を示した。

　大阪公演と東京公演の会場チケットはすでに完売。東京公演はオンライン配信が実施されることを受け、古市は「ネタは7本、賞レースではあまり見られないネタもあります。賞レースでやるやつもある。（配信は）1500円ですから『買わずにどうするの？』という感じです」とアピールした。