TBS、旅行事業へ本格参入 訪日富裕層ターゲットの新ブランド『粋暇』サービス開始

TBSが1日、外国人富裕層を主な対象としたオーダーメイド旅行を提供する新ブランド『粋暇(すいか)』のサービスを開始したことを発表した。訪日旅行市場の需要回復を受けた新事業となる。

TBSが旅行事業へ参入する
TBSが旅行事業へ参入する

全国28局のJNNネットワークを活用し、唯一無二の体験を創出

 TBSが1日、外国人富裕層を主な対象としたオーダーメイド旅行を提供する新ブランド『粋暇(すいか)』のサービスを開始したことを発表した。訪日旅行市場の需要回復を受けた新事業となる。

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 本事業は、TBSグループとJNN各局が連携して開催する新規ビジネスコンテスト『JNNビジネスチャレンジ』において2023年度に採択され、約1年間の実証実験を経て本格的に始動する。欧米各国のVIPゲストを対象としたテストでは、高い顧客満足度が得られたという。

 訪日観光において、富裕層旅行者の市場規模は今後さらなる拡大が見込まれており、日本政府観光局(JNTO)の調査によると、その消費額は一般旅行者の約9倍に達するとされている。TBSグループでは、この成長分野にコンテンツ制作で培った企画力や取材ネットワーク、演出ノウハウを応用し、新たな旅行体験の提供を目指す。

 ブランド名『粋暇』は、日常から離れて得る「特別な暇(いとま)」を、日本の伝統的な美意識「粋」で満たすというコンセプトに基づく。全国28局のJNNネットワークと連携し、各地の文化や自然、芸術、食などを横断的に組み合わせた、唯一無二の体験コンテンツを創出するとしている。

 今後は、アジアパシフィック、フランス、アメリカを主要ターゲットとし、3年以内には中東を含む地域へもサービスを拡大する見込み。TBSグループは「旅行が単なる観光の域を超え、文化体験や深い学びの機会となる時代が到来する」としたうえで、「日本の多様なカルチャーそのものを最高の体験として提供することが、総合エンターテインメント企業としての使命である」としている。

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