タレントの東野幸治が27日深夜、ABCラジオ『東野幸治のホンモノラジオ』（金曜深夜1時）に出演。24日のテレビ朝日『ロンドンハーツ』生放送で電撃解散発表したロンドンブーツ1号2号に言及した。

　結成31年の人気コンビの決断に東野は「ビックリして。『あのキャリアでそんなことあんねんな』みたいなんあった」とコメント。23日に田村淳から連絡があったという。「淳君から前日にショートメールが来て。『実は明日の生放送で発表するんですけど、解散することになりました。ケンカ別れでも何でもないんです』って」と内容を明かした。

「『東野さんにちゃんと報告しなきゃなと』みたいなこと送ってくれて。その文言がうれしいじゃないですか。『ワイドナショー』も一緒にやってたから、『東野幸治さんだけにはちょっと報告しなきゃいけないと思って、メールさしていただきました。また何かよろしくお願いします』みたいなんがあったから。オレも後輩にそんなこと言われるとうれしいから、『またご飯でも行って、なんかあったら、一緒に仕事しましょう』みたいなことを送ったんですよ」と返信したと告白。

「きょう（27日現在）、まだ返事ないです」と打ち明け、「だから嫌なんです。人を信用すんの」と笑った。「『東野さんには』ってあったから勝手に思ったけど、冷静に考えたら、『そこだけ変えてんねやろうな』って」と言うと、ダウンタウンや今田耕司らと入れ替えている可能性に触れた。東野は「オレ、何で気付けへんのかな」と単純さにぼやき、翌日昼に「あっ」と思いつくと、「『なにオレ、携帯（電話）ちらほら見て（返信を）期待してたんや』って」と落胆した。直後に「その点、（相方の田村）亮はええヤツ」と当日昼に電話があった元相方を持ち上げた。東野は勝手に返信のない淳への怒り？を亮にぶつけ、「1回知らんふりしたわ。『ああ、そうなん？』とか言いながら」とジョーク交じりに振り返った。

　東野は「解散って別にしなくてもいいじゃないですか」と持論を披露しつつ、「でも、お互い（2019年の）『闇営業（騒動）』以降、吉本に対する距離感がそれぞれ違うから、考えた末、離れ離れになるっていうことですから」と決断を尊重した。「吉本のコンビってやっぱり舞台やる人とテレビ（中心の人）で分かれるけど、どうしても個々の活動になってくるんですかね」といい、「どっちがいいとか正解、不正解じゃないけど、そうなっていくんやろうなって」と続けた。

　女性の浮気を調査する『ぷらちなロンドンブーツ』での『ガサ入れ』企画など、斬新な笑いを提示してきたロンブーについて、「とんねるずさんライン」と表現し「若者の代弁者」と功績を称えた。解散について「吉本の社員も入っていけないもんね。こればっかりは」と言うと、「寂しいなっていう気持ちと、『まあそうか。それぞれの道もあるし』っていうのと」と率直に明かした。

　共演の桂三度こと渡辺あつむが「『ロンブーはそのままでええやん』って、こっちは…」と言うと、東野は「僕らはそう思うけど、それぞれの感じが『何となく納得できない』ってことで、こういう結論になって、『友達に戻る』ってことでございますから」と説明。最後に「ロンドンブーツ1号2号、長い間、お疲れさんでした。たくさんの仕事をさしていただきましたし、ありがとうございます」と感謝した。