松坂慶子&杏が「おもひでぽろぽろ」実写ドラマに出演決定 NHKが制作、来年放送
NHKは31日、名作「おもひでぽろぽろ」の実写ドラマを制作すると発表した。女優の松坂慶子と杏が出演し、放送は2021年1月以降で単発ドラマとなる予定。
2021年1月以降の放送予定で単発ドラマとして制作
NHKは31日、名作「おもひでぽろぽろ」の実写ドラマを制作すると発表した。女優の松坂慶子と杏が出演し、放送は2021年1月以降で単発ドラマとなる予定。
同作は1987年に漫画が「週刊明星」(集英社)に連載され大きな話題となり、91年にはスタジオジブリの劇場アニメ(高畑勲監督)も公開された。
算数で25点をとって大騒ぎ、初めて食べたパイナップルに大騒ぎ……原作漫画では小学5年生の少女・タエ子の日常がコミカルに描かれている。そして2020年、タエ子は64歳になった。30代の娘と10代の孫娘との同居が始まり、人生が大きく動き始めたタエ子。娘との小さないざこざを抱え、孫にかつての自分の姿を投影し、「昭和のタエ子」に後押しされながら「令和のタエ子」は“女優になる!”という新しい夢に向かって1歩を踏み出す。
昭和41年の東京と令和2年の東京、2人のタエ子とその家族が織りなす「懐かしく」て「新しい」令和のホームドラマとなる。撮影は9月初旬から下旬にかけて行われる予定だという。
杉本タエ子役で出演する松坂は「素敵な作品に出演させていただくことをとてもうれしく思っています。どんな風に作り上げていくのか、とても楽しみです」とコメント。
そして「いまや人生100年の時代、今後30年以上も前向きに生きて行くためのターニングポイントになる大切な日々が描かれるのではないかと思います。大事なのは日々の暮らし。夢を見つけて自分の人生を輝かせることができたら、どんなに楽しいことでしょう! ゆったり年相応に暮らしていたタエ子さんが、家族との絆や出会いによってだんだん心が若々しくなって、まるで子どもの頃のように元気いっぱいに天真爛漫に日々を紡いでいくようになる。人は、いくつになっても成長するんじゃないでしょうか。ご覧いただいて、懐かしいあたたかい時間を過ごしていただけたらうれしいです」と話した。
タエ子の娘・杉本夏希を演じる杏は「大好きな作品が、現代を絡めたドラマになると聞き、とてもうれしいです」とし、「昭和の古き良き時代に子どもだったタエ子が、平成を経て、令和をどのように過ごしているのか。作品の中で描かれ、映るのはそれぞれのキャラクターの人生のほんの一部分で、本当はその前後ともに、ずっと続く時間がある。私が演じさせていただくのは、今回描かれる世代の中ではちょうど真ん中の娘。誰もが子どもだったこと、世代を超えて触れ合うことを感じながら参加させていただけたらと思っています」と意気込んだ。