STARTO社、『めざましテレビ』を立ち上げた元フジ鈴木克明氏が新代表 井ノ原は旧ジャニで謝罪から2年ぶりタレント専念

STARTO ENTERTAINMENTは27日、企業公式サイトを更新し、同日に開催された定時株主総会と取締役会で、福田淳(ふくだ・あつし)代表取締役CEOの任期満了での退任と新たな鈴木克明(すずき・かつあき)の代表取締役CEOに就任したことを発表した。また、同社契約タレントで取締役CMOの井ノ原快彦(いのはら・よしひこ)と辰喜一宏(たつき・かずひろ)取締役の退任も決まったとしている。

STARTO ENTERTAINMENTの代表取締役CEOに就任した鈴木克明氏
STARTO ENTERTAINMENTの代表取締役CEOに就任した鈴木克明氏

定時株主総会と取締役会で決定

 STARTO ENTERTAINMENTは27日、企業公式サイトを更新し、同日に開催された定時株主総会と取締役会で、福田淳(ふくだ・あつし)代表取締役CEOの任期満了での退任と新たな鈴木克明(すずき・かつあき)の代表取締役CEOに就任したことを発表した。また、同社契約タレントで取締役CMOの井ノ原快彦(いのはら・よしひこ)と辰喜一宏(たつき・かずひろ)取締役の退任も決まったとしている。

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 66歳の鈴木氏は慶応大卒業後の1981年4月、フジテレビに入社。情報・報道の分野でキャリアを重ね、初代プロデューサーとして『めざましテレビ』を立ち上げた。その後、編成制作局長、取締役、常務、専務、親会社のフジ・メディア・ホールディングス(FMH)の専務を務めた。

 文字通り、フジテレビ社長への出世コースだったが、58歳だった2017年6月29日、系列局のテレビ西日本社長に就任。21年6月には、62歳にして相談役に退いていた。「フジテレビの人事は日枝久氏が掌握している」と言われてきた中、この経歴から局内では「鈴木氏は日枝氏とは一線を画してきた」と評価されている。

 そんな鈴木氏に、STARTO ENTERTAINMENT新代表の候補になった経緯は不明だが、旧ジャニーズ事務所の流れをくむSTARTO ENTERTAINMENTのトップにメディア出身者が就き、どう変化していくのかが注目される。

 井ノ原については、旧ジャニーズ事務所の創設者・ジャニー喜多川氏の性加害問題が明るみになり、同事務所として初めて開催した23年9月7日の謝罪会見に出席。同10月2日の会見にも出席し、同事務所(同17日、SMILE-UP.に名称変更)の副社長就任とタレント活動継続を発表した。

 そして、同年12月8日、同事務所の所属タレントの移籍先として設立されたSTARTO ENTERTAINMENTの取締役COO(最高執行責任者)に就任したことが発表された。COO就任に伴い、同日付でSMILE-UP.の副社長を退任。24年4月10日時点で、役職が取締役COOから取締役CMO(最高マーケティング責任者)に変更されたが、最近はタレントとしてのメディア露出も多くなっていた。

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