磯村勇斗主演のフジ新ドラマ、キービジュアルが解禁 清川あさみが幻想と現実を刺繍で表現
俳優の磯村勇斗が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』(月曜午後10時、初回は15分拡大)のキービジュアルおよび本編映像を使用した60秒のPR映像が、26日に公開された。

写真に刺繍を重ねた“見えないルール”の表現に注目
俳優の磯村勇斗が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』(月曜午後10時、初回は15分拡大)のキービジュアルおよび本編映像を使用した60秒のPR映像が、26日に公開された。
キービジュアルとドラマ本編のオープニング映像を手掛けたのは、写真に刺繍を施す独自の表現で知られるアーティスト・清川あさみ。兵庫県出身の清川は、オファーを受けた際の感想を「最初にお話をいただいたとき、“見えないルールの中で生きようとする人々”が、とても今の時代的で、すごくひきつけられる魅力的なテーマと感じました。タイトルの『僕達はまだその星の校則を知らない』という言葉にも強くひかれて、『星』と『校則』が結びつくことで生まれる違和感と詩的な響きが、まるで異星に降り立ったような感覚になり、現実と幻想、ルールと自由のあいだで揺れるような、そんな世界を視覚化したいと思いました」と語った。
清川は主演の磯村について「内側に深い感受性を秘めている方。静けさの中に爆発的なエネルギーを感じて、今回の“心で物事を感じとる”主人公像にとてもリンクして、ピッタリ」と、役柄との親和性を高く評価。共演の堀田真由には「いつも柔らかい透明感がありながらもどこか芯の強さを感じる素晴らしい女優さんです。彼女が演じることで、この物語に“信じること”の温度が宿ったように思います」と言及し、稲垣吾郎に対しては「ご本人も常に現実と幻想の間を自在に行き来できるような存在感。役柄にも近い、少し超越したような雰囲気があり、この物語のもう一つの軸になりそうで楽しみです」と、その独特の存在感がドラマに与える影響に期待を寄せた。
今回のキービジュアルについて清川は「オープニング映像やキービジュアルでは、“見えないものを視覚化する”ことに挑戦しています。例えばキービジュアルでは、夜空に糸やビーズを写真に重ね、まるで感情や記憶、希望がにじみ出るようなきらめく質感を加えました。また、空には『見えないルールの糸』が張り巡らされています。これに気づくかどうかは観る人次第ですが、そこに“自由と不自由”というこの作品の根底にあるテーマを込めました」と、細部にまでテーマを投影した制作意図を明かしている。
さらに、「このキービジュアルの星空に込めたのは、“規則の怖さ”と、それでも生まれてくる“希望”です。人は知らず知らずのうちに“見えない校則”に縛られ、それに適応しようとする。でも、その中で本当に守るべきもの、自分の心にしか聞こえないルールに気づけたとき、初めて人は“自分の星”で生きていけるのかもしれません。そんなメッセージが、映像やビジュアルのどこかに滲んでくれたらうれしいです」と、作品に託した思いも告白した。
