フジ親会社、提案した11人新取締役は可決も…96歳・ドクター中松氏「私の出した案を考えていることでしょう」

フジテレビの親会社フジ・メディア・ホールディングス(以下、FMH)が25日、東京・有明アリーナで定時株主総会を開催した。新体制案が最大の焦点となったが、次期社長候補の清水賢治専務(フジテレビ社長)や前ファミリーマート社長の沢田貴司氏ら11人を新取締役とする会社側の人事提案が全て可決された。これを受け、株主として約30年にわたり、同総会出席を続ける国際創造学者で発明家のドクター・中松氏(本名・中松義郎=96)が取材対応。「可決はされたが、私が提出した『ドクトリン』はその次をいっている」と主張した。

ドクター中松氏【写真:山口比佐夫】
ドクター中松氏【写真:山口比佐夫】

最初に質問を当てられ「最高に評価できる」

 フジテレビの親会社フジ・メディア・ホールディングス(以下、FMH)が25日、東京・有明アリーナで定時株主総会を開催した。新体制案が最大の焦点となったが、次期社長候補の清水賢治専務(フジテレビ社長)や前ファミリーマート社長の沢田貴司氏ら11人を新取締役とする会社側の人事提案が全て可決された。これを受け、株主として約30年にわたり、同総会出席を続ける国際創造学者で発明家のドクター・中松氏(本名・中松義郎=96)が取材対応。「可決はされたが、私が提出した『ドクトリン』はその次をいっている」と主張した。

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 午前10時から始まり、午後2時30分に終了した。11人を新取締役とするFMHの案が可決。米投資ファンドで大株主のダルトン・インベストメンツは、SBIホールディングスの北尾吉孝会長兼社長ら12人を社外取締役に入れるように独自の株主提案をしていたが、否決される形となった。ただ、中松氏はさらに特有の動きをしていた。

「本日は私なりにフジテレビを健全に復活させるドクター中松ドクトリンを議長宛てに提出しました。これは今までにない画期的な内容であります。まず、新しい人はどうあるべきかを18項目、全く新しいテレビの提案をしました。これは復旧ではなく、復興の提案です」

 車いすに座りながらの取材対応。4時間半に及ぶ総会を完走した感想を問われると、「まず、6000人もの参加者がいる中、(質疑応答で)私を最初に当てたのは最高に評価できます」と返答。「評価できなかった点」については「クレーマーが多かったことです。以前からのことですが」と言い、「それを最後に議長が打ち切ったことは良かったです」との見解を示した。

 そして、FMH案11人の可決を踏まえ、「決まりはしましたが、私の案はその先に行っている。それを受け取って今、考えていることでしょう」と言い、あくまで自身の案が反映されていくことに期待を込めた。

【FMH新取締役11人】
社長
清水賢治(FMH専務)

常務
若生伸子(フジテレビ取締役、TVer社長)

取締役
安田美智代(フジテレビ取締役)
柳敦史(フジテレビ執行役員財経局長)
柳沢恵子(フジテレビ人事局上席HRアドバイザー)
沢田貴司(元ファミリーマート社長)
堀内勉(元森ビルCFO)
稲田雅彦(エミウム代表取締役)
森山進(英国勅許会計士協会フェロー)
花田さおり(弁護士)
石戸奈々子(慶応大大学院教授)

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