お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳（51）と田村亮（53）が24日放送のテレビ朝日系『ロンドンハーツ』（火曜午後11時15分）に出演し、コンビ解散を発表した。放送後には各々でXを更新し、ファンへメッセージを送った。

　午後11時30分が近づき、淳が言った。「お世話になったみなさんにカウントダウンをしていただきたい。解散まで10、9、8……3、2、1、解散～」と言って手を挙げ、亮と握手。そして、「ありがとう。31年間、お疲れさまでした。ロンドンブーツ1号2号は6月24日23時30分に解散しました」と宣言した。

　この日は「緊急生放送」と題し、狩野英孝、FUJIWARAの藤本敏史、アンタッチャブルの山崎弘也も出演。淳はカウントダウン前に「亮さんといろいろと話し合いをして、31年間いろいろ振り返りましたけど、解散することを決めました」と伝えた。3人の動揺が収まらない中、カウントダウンを終えると、亮も「今、解散しました」と言い切った。

　理由については、2019年に判明の闇営業問題で亮が吉本興業を離れた後、淳が幾度も復帰を促すも亮はそれを拒み続けたという。そして、「屋号を一回降ろしてそれぞれやりたいことをやって、『また、いつの日かね』」との結論になり、唐突な解散発表に至った。

　終了後には、淳と亮が各々のXで「これまでロンドンブーツ1号2号を応援してくれた皆様へ」とし、「コンビを解散することになりました。2人にとって新しいチャレンジをする前向きな解散ですから、どうか見守って頂きたいと思います。これからもそれぞれの活動を楽しみにしていてください。本当にありがとうございました。　田村亮　田村淳」とコメント。画像は別々だが、それに「31年間ありがとうございました」と同じ感謝の文言を添えた。

　同じ「田村」姓の2人は血縁関係はないものの、出会った1993年にコンビ結成。翌94年に吉本興業の銀座7丁目劇場のオーディションに合格した。同社所属になった後、ブレイク。「ロンブー」の愛称で親しまれ、数々のレギュラー番組、冠番組を持っていた。しかし、19年に発覚した吉本興業タレントの闇営業問題への関与で亮が退所。以降はフリーになっていた。それでも、個々の活動をしながらコンビは継続していた。

　文字通り、前代未聞の解散発表。ネット上では「フェイクかなーと思ったら本当だったんだ」「たくさん楽しませてくれて、ありがとうございました」「寂しいですが、これからも応援します」「円満解散でよかった」などの声が上がった。2人は今後も芸能活動を継続。解散したものの、コンビの冠番組である『ロンドンハーツ』は存続し、次回以降も淳、亮は出演を続ける。