国民・玉木代表、参院選に向け“若者の味方”強調 「シルバーデモクラシーが広まって長い」高齢者優遇の現状に言及
国民民主党の玉木雄一郎代表が24日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で行われた記者会見に出席。参院選(7月3日公示、20日投開票)に向け、「16議席獲得」を目標に掲げ政策の柱を語った。

参院選の公約には「手取りを増やす夏」を掲げた
国民民主党の玉木雄一郎代表が24日、東京・丸の内の日本外国特派員協会で行われた記者会見に出席。参院選(7月3日公示、20日投開票)に向け、「16議席獲得」を目標に掲げ政策の柱を語った。
参院選の公約に「手取りを増やす夏」を掲げた玉木代表。「物価高騰に対応できるような所得向上を目指すことが喫緊の課題」と語り、103万円の壁を巡る控除額の引き上げ、高齢者の医療負担引き上げを伴う社会保険料の引き下げ、ガソリンの暫定税率廃止や原発再稼働によるエネルギーコストの引き下げなど、さまざまな具体策を挙げた。
また、財政健全化の必要性や緊迫する中東情勢なども交えつつ、「投資減税を強力に進めたい」「防衛費増額には賛成の立場」「原発の新増設も政策に掲げます」とあらためて同党の取る政治的スタンスを明言。その他、教育や科学技術への投資促進を掲げ、「どうしても日本の政治は高齢者に資源分配が偏りがち。シルバーデモクラシーという言葉が広まって長いですが、次の世代を作っていくのは若い世代。その先頭に立つ政党として、日本を元気にしていきたい」と訴えた。
参院選の目標について聞かれると、「16議席を獲得することです。これに選挙とかかわらず持っている5議席を足すと21議席になり、予算に関する法案などを提出することができる」と話した。
