吉沢亮、『国宝』李相日監督から「まだなんかあるんでしょと思わせる」と絶賛で照れ笑い
俳優の吉沢亮が23日、都内で行われた映画『国宝』大ヒット御礼舞台あいさつに出席。李相日監督とともに同作の魅力や撮影の裏側をたっぷりと語った。

映画『国宝』のビル屋上シーンの裏側を明かす
俳優の吉沢亮が23日、都内で行われた映画『国宝』大ヒット御礼舞台あいさつに出席。李相日監督とともに同作の魅力や撮影の裏側をたっぷりと語った。
公開初日アンケートで満足度97.6%を記録し、22日までの公開17日間で観客動員152万人、興行収入21.4億円を突破した同作。吉沢も「今までにないくらい知り合いからたくさん連絡をいただきました。すごい熱のこもったメッセージをたくさんいただくんですが、個人的には同い年の俳優に『役者ってかっこいい仕事なんだなと改めて思った』と連絡をいただいたんですけど、それは僕自身ぐっとくるものがあってうれしかったですね。表現をしている方には見ていただいているイメージがありますね」と感慨深げに語った。
今回のイベントでは、SNSで2人に質問を募集した。「撮る前と撮った後、吉沢さんに印象に変化はありますか?」という質問に李監督は「ないですよ。ないといったら語弊があるが、まだなんかあるんでしょと思わせる別の扉がありました。非常に面白い人だなと思っています」と絶賛。吉沢は「どうなんでしょうね。僕は何も隠してないですけど」と照れ笑いを浮かべていた。
また、「歌舞伎というものを成立させるためにやれることはたくさんやりましたね」と吉沢。「ビルの屋上で舞うシーンはアドリブだったんですか?」という質問には吉沢が「台本はあったんですが、それもほぼ関係なくなりました。長回しで3テイク撮って、使われたのは3テイク目なんですが、3テイク目は監督が一言、『とりあえず、森七菜ちゃんの顔を見ていて』と言われて、見ていたら、ボッとアドリブを言われて、最後は思ってもないような感じになりました。踊りのところはベースを決めていたんですが、その場の感じで、ああなりました」と明かしていた。
最後に吉沢は、「これだけたくさんの方に愛していただき、本当にうれしい限りですし、これからもっとたくさんの方に広まって、いい作品だなと思っていただければと思っております。長く続く作品になれば」と同作に対する思いを口にしていた。
同作は任侠(にんきょう)の一門に生まれ、父親を抗争で失った後、歌舞伎俳優に引き取られ、女形として芸の道に身を捧げた主人公・立花喜久雄(吉沢)の50年にわたる生涯を描く。
