最高月収は2800万円→3年後に仕事ほぼゼロ “ギター侍”の現在に「田中邦衛さんみたい」のツッコミ

“ギター侍”として一世を風びした波田陽区ら5組の歌ネタ芸人が22日、関西テレビ『マルコポロリ!』(日曜午後1時59分)に出演。番組は『ベストヒット懐メロ歌謡祭』と題して行われた。

関西テレビ【写真:ENCOUNT編集部】
関西テレビ【写真:ENCOUNT編集部】

関西テレビ『マルコポロリ!』

“ギター侍”として一世を風びした波田陽区ら5組の歌ネタ芸人が22日、関西テレビ『マルコポロリ!』(日曜午後1時59分)に出演。番組は『ベストヒット懐メロ歌謡祭』と題して行われた。

 トップで登場し、2015年発売のCDデビュー曲『あったかいんだからぁ♪』を披露したのはクマムシ。同年の日本レコード大賞特別賞に輝いたが、当時の最高月収は800万円と明かされた。以降、登場時に最高月収が公表される流れとなった。11年にR-1準優勝し、同年発売の『冷やし中華はじめました』で登場したAMEMIYAも800万円。続く04年ブレークの波田陽区は2800万円、07年に『右から来たものを左へ受け流すの歌』で大活躍したムーディ勝山は、CM契約10本、紅白歌合戦出演で640万円と紹介された。最後に『芸人やめてえな』で姿を見せた中山功太だけは最高月収も明かされず、自ら「僕だけ一世風びしてない」と言い切った。

 圧倒的に金額が大きい波田陽区はおなじみの着流し姿でギターを抱えながら登場。49歳になった波田の風ぼうを見たMCの東野幸治は「薄汚いなあ。老けたよ」と心の声を発した。ほんこん、東野をネタにした後、波田は「やる前に『老けた』とか言わないでください。すごいやりづらいですよ」とクレーム。今度はシャンプーハット・てつじが「田中邦衛さんみたい」と例え、東野は「哀愁あるよね」と声をかけたものの「ギターを奏でる力強さもないし、声に対する切れ味もないし」と厳しい言葉を並べた。

「残念!」「斬り!」のフレーズにインパクトを感じなかった東野から「久しぶり? これやったの」と聞かれた波田は、「いや、普段は営業でよくやってます」と即答。東野が「最高月収は2000(万超)」と言うと、「まあ、それは2004年の話なんで」と返した。

 一気に頂点に駆け上がった波田だが、その後、ヒロシ、レイザーラモンHG、長州小力らの台頭でちょう落。07年には仕事がほぼゼロになったという。気分転換に街に出ても、『国民全員からバカにされている』という被害妄想に陥り、追い込まれて行ったという。

 大歓声は過去の話で、現在について波田は、営業では自ら拍手を要求するとし「『僕が残念って言ったら拍手しましょう』って自分の方からそう言うようにしてます。恥ずかしいから」と告白。失速時についてはレイザーラモンHGや長州小力の追い上げがあった。「営業行っても、『去年と同じやってるのに全然ウケない』っていうのが始まって行って。警備員さんも小力さんとか僕にも4人ずつつくんですけど、僕のところには(お客さんが)誰も来ないんですよ。『ちょっとずつ人気が落ちてる』って目の前で分かるんですよ。どうしようもないです。あせるばっかりで」と回想。

 昔話をしているうちに徐々にヒートアップする波田に、東野は「いま声出てるよ」と指摘。波田は「はい。思い出してきました。悔しくて思い出してきました」と叫ぶと、大きな笑いに包まれた。

次のページへ (2/2) 【写真】番組に出演した“ギター侍”波田陽区
1 2
あなたの“気になる”を教えてください