関西テレビの竹上萌奈アナウンサーが20日深夜、同局『千原ジュニアの座王』（金曜深夜0時45分）にプレイヤーとして初参戦し、見事に優勝した。イス取りゲームと即興芸で争う番組で、竹上アナは通常、大会考案者で司会の千原ジュニアのアシスタントを務めている。この日はTKO木本武宏、すゑひろがりず、ななまがりら9人の芸人に竹上アナを加えた10人で勝負した。

　冒頭でVTRが流され「つまらない人間のまま死ぬんだったら、挑戦して死にたいと思いました」と挑戦への決意を表明した入社11年目の竹上アナ。参加者が着用するビブスを付けてスタンバイした状態で、ジュニアから聞かれて、参戦へ向けてライブ『竹上萌奈の座王』を2部制で開催したと説明。ライブに審査員として出演し、この日のプレイヤーでもあったモンスターエンジン・西森洋一から「すごかった。大爆笑に次ぐ大爆笑」と明かされると、遠慮がちに手を振りつつ「でも準備した分、叩きのめしたいと思います」と宣言。芸人を緊張させた。

　8人から7人に絞る「3回戦」でイスを取れなかった竹上アナは、お題「訂正」でTKO・木本武宏と勝負。ニュースキャスターに扮して「ぶっ飛ばすぞ、バカ」を「フットバスとヨガ」と訂正して初勝利を挙げ、ジュニアから「『座王』教材に載るヤツやで」と絶賛された。

　その後、意地を見せたい芸人から標的にされるも、「4回戦」でななまがり・森下直人をお題「土下座」、「6回戦」ではすゑひろがりず・南條庄助をお題「ギャグ」、「7回戦」で南條の相方・三島達矢をお題「歌」で次々と撃破。西森、九条ジョーとの準決勝に残った。快進撃をストップするべく、芸人2人は談合して決勝までシミュレーション。西森があえて座ったが、九条はまさかの竹上アナを回避。この時点で竹上アナの決勝進出が確定した。

　結局、竹上アナは、芸人仲間から罵声を浴びながら「モノボケ」対決で西森を倒した九条と「ものまね」対決で最終決戦。「危機一髪な布袋寅泰さん」で勝利した。審査委員長を務めたザ・プラン9のお～い!久馬から「後攻」の札が上がった瞬間、竹上アナは両手を挙げて喜んだ。

　自身の代役でアシスタントを務めたミサイルマン・岩部彰からトロフィーを渡された竹上アナは「ほんとに感無量で、ここ（座王席）がすごい恐れ多くて、自分で写真撮るときとかも座ったことがないんですよ。なんでメチャクチャうれしいです」と感激の思いを明かした。久馬からは「強すぎましたね」と称賛された。