TBSラジオは20日、今月15日に放送された『爆笑問題の日曜サンデー』（日曜午後1時）で、ゲストの男性が行き過ぎた発言を行ったり、女性アナウンサーの手を触るなどの行為があり、「一連の言動は不適切なもの」と判断したと発表した。同日のゲストは歌手の田原俊彦だった。

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　ゲストによる生放送での言動を放送局が「不適切」と判断し、それを公表する事態が起きた。TBSラジオが企業公式サイトで、状況を説明した。

「6月15日の放送内容について先週、日曜午後に放送されたTBSラジオ『爆笑問題の日曜サンデー』で、ゲストの男性が行き過ぎた発言を行ったり、女性アナウンサーの手を指で触れたりする場面がありました。これら一連の言動は不適切なものであったと判断し、ゲストのマネジメント担当に対して再発防止の申し入れを行い、先方からお詫びの言葉がありました。また、当社としても番組を制作・放送した側として責任を重く受け止めております。当社はTBSグループ人権方針に則り、番組に関わる全ての方の安心・安全の確保をより徹底していく所存です」

　放送では、現実に田原がところどころに下ネタトークを入れていた。そして、手を触られた女性アナウンサーが「触んないでください。止めてください。本当に。今、手触ってきたんですよ。これ、ダメですよ」などといさめ、「もう、（プロフィールを）読まないですよ」と怒ってみせる場面があった。

　各放送局は、フジテレビ問題を機にコンプライアンスの徹底に取り組んでいる。くしくも20日には、日本テレビがTOKIOの国分太一による複数のコンプライアンス違反があったとし、『ザ！鉄腕！DASH!!』からの降板を発表していた。TBSラジオでは今年1月27日、フリーアナウンサー・生島ヒロシが27年間続けてきたレギュラー番組『生島ヒロシのおはよう定食／一直線』を降板したと発表。理由は「生島氏にTBSグループ人権方針に背く重大なコンプライアンス違反があったことを確認したため、番組出演の継続が不可能と判断し、同氏の番組降板を決定いたしました」と説明した。