国分太一巡る日テレの会見対応に苦言「あまりにもブラックボックス」 石戸諭氏が生放送で持論

ノンフィクションライターの石戸諭氏が20日、関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』(月~金曜午後1時50分)に出演。番組では、TOKIOの国分太一が過去に複数回のコンプライアンス上の問題行為によって日本テレビ系『ザ!鉄腕!DASH!!』(日曜午後7時)を降板したことを巡り、日本テレビの福田博之社長が都内で会見したことを速報した。

関西テレビ【写真:ENCOUNT編集部】
関西テレビ【写真:ENCOUNT編集部】

関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』

 ノンフィクションライターの石戸諭氏が20日、関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』(月~金曜午後1時50分)に出演。番組では、TOKIOの国分太一が過去に複数回のコンプライアンス上の問題行為によって日本テレビ系『ザ!鉄腕!DASH!!』(日曜午後7時)を降板したことを巡り、日本テレビの福田博之社長が都内で会見したことを速報した。

 福田社長は、コンプライアンス違反の事案の内容について「プライバシーを再優先に配慮した結果なので申し上げられません」とし、詳細は語らなかった。この日、行われた日本テレビホールディングスおよび日本テレビ放送網の臨時取締役会で『ザ!鉄腕!DASH!!』の降板を正式決定。国分には伝え、了承を得たとした。番組は継続するという。

 福田社長の応答について、石戸氏は「日本テレビも報道局を持ってるわけですから、あくまでもメディア企業なので。日本テレビの記者は、今後こういうふうに社長が『何も言えません』って言うような会見を『これでいいです』って言えるかっていうと、おそらく言えないはずなんです。なぜなら要求する側だから。そういう企業の社長であることを考えるんだったら、過去にも要求してきたんだから、日テレの記者も『会見やれ』って要求してきたでしょう。だから、やっぱり『それに対して責任あるから答えます』っていう方がフェアだと思います」と疑問を呈した。

 また「TOKIOというグループ、国分さんも含めて『ザ!鉄腕!DASH!!』という番組は2011年の東日本大震災以降、福島の復興にも大きな力を持ってきた番組。福島を見捨てないという活動をずっと続けてきているところでもあるし、県のプロジェクトにも関わっている。ある意味、公的な存在でもあるってことがすごく大切なところなので、それに対して、『何か問題を起こして降板をさせるんですけど、その問題は言えません』っていうのは、あまりにもブラックボックスすぎるし、日本テレビの対応として、今後は他局、他社に対しては何も言わないんですねっていうふうなツッコミどころを与えてしまう対応になってる」と指摘した。

 さらに元日テレのMC・青木源太アナウンサーに対し「一介のタレントの降板人事ですよね。臨時取締役会までやるっていうこと自体はよくある話ですか?」と質問。青木アナは「いや、極めて異例だと思いますよ。タレントさんの降板とか、出演を決めるのは、(案件が上に)上がっても制作局長とか、制作を担当する役員とかの話であって、1人のタレントの降板することに関して、臨時取締役会が召集されるっていうのは、まず極めて異例だし、それを受けて社長が会見を行うというのも極めて異例なことだと思うんですね」と見方を示した。

 石戸氏は「これ(社長会見)がフジテレビ問題以降のコンプライアンス問題を受けてのテレビ局の対応っていう形に、もしかしたらなってるかもしれないですよね」と考えを披露した。

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