お笑い芸人の鳥居みゆきが19日、木曜レギュラーを務めるMBSラジオ『アッパレやってまーす!』（月～木曜午後11時30分）に出演。映画はネタバレ注意とされる部分を把握した上で鑑賞すると明かした。アイドルグループ・アップアップガールズ（2）を卒業した佐々木ほのかも共感した。

　リスナーから、「映画館でトイレに行った際、見終わった人がラストについて話していて立腹した」という体験が寄せられた。ビビる大木が「やだね、これは」と言い、鈴木美羽も「かわいそう」と反応。ドランクドラゴン・鈴木拓も「それはちょっとなあ。そいつ悪くないもんね」と気遣うなど、同情する声が続いた。TOKIO・城島茂が「どっちも悪くないと思うんですけど。悪気はなかったと思うんですけど」と口にすると、大木は「興奮でしゃべりながら出ちゃう気持ちも分かんなくはないけどね」とコメント。鈴木拓は「ちょっと場所離れてるんだったらいいけどね。（鑑賞した）その後、喫茶店とかで言うんだったらいいけど」と配慮のなさについて言及した。

　鈴木美羽が共演経験のあるよゐこ・有野晋哉について「『ミステリー小説とかも最後の何ページかを（先に）読んで』って言ってましたよね」と珍しいタイプと明かした。大木が「オチを見ちゃうってこと？」と聞くと、鈴木拓は「オチを見てから、その後にちゃんと読むんですって」と伝えた。鈴木美羽は「『そこに行くまでにどういう過程があるんだろう』を楽しむ」と説明すると、大木は「作り手の目線だね」と感心した。

　ここで鳥居が「私は『ネタバレ注意』とかのレビューを見てから映画行きます。絶対に」と告白。驚きの声が上がる中、鳥居が「だって、びっくりしたくないし」と話すと、19歳の佐々木が「私、一緒かもしれないです」と打ち明けた上で「私も先に、ものによるんですけど、大体アニメとかは『この人が最終的にどうなるのか。誰と付き合うのか』とか調べてから（見る）。その物語に心を左右されるのがメチャクチャ嫌なんですよ」と発言。鳥居は共感した。不思議がる声に対し、佐々木は「恋愛ものだとしたら、『いざこざがあって、結局別れる』みたいなのをその場で知って、『えっ、どうなの、どうなの？　ウワ～ッ』がめっちゃ嫌で」と返すと、鳥居も「そうそう。何か『もてあそぶなよ！』って思う」と同調。大木は「それを楽しみに行くんじゃないの？　みんな」と指摘した。

　城島が「見なきゃいいじゃん」と言い放つと、鈴木拓は大笑い。鳥居＆佐々木は「そうじゃないんですよ」と反論し、鳥居は「確定された安心感の上で楽しみたいんですよ」と主張した。大木は「じゃあ、『この2人、最後別れるよ』って知った上で見たいの？　その恋愛映画を」と尋ねると、佐々木は「そうなんですよ。知ってるから、安心して見れちゃうんですよ」と返答。大木は「『ああ、こんなこと言ってるけど（結局）別れるじゃん』って思って見てるの？」と確認すると、佐々木は「『まあ結局、別れるからな』と思って」と同意。大木は「何なの？　その見方」と語気を強めると、鈴木美羽は「高みの見物ですね。すごい。面白い」と評した。

　鈴木拓がスポーツの結果を不本意に知ることはあるというと、鳥居は「それで楽しめないんですか？　じゃあ」と問いかけた。鈴木拓は「絶対楽しめない」と言い「サッカーとか、結果知っちゃったら見たくもない」とキッパリ。「ボール取られても『どうせ後で勝つんだから』って…」と言う鈴木拓に、鳥居は「だから安心感があるじゃん」と平行線。新たに城島が落とし穴ドッキリを知っていた場合「落ちないですよね」と持ち出すと、鈴木拓は「時と場合によりますよ」と笑わせた。ドッキリを知っておきたいか聞かれた鳥居は「ドッキリは違うかな」と見解を披露した。

　友人からの相談も佐々木は結果から聞くとし、自身も「結果から話すことが多いです」とした。城島は「トークで言うと、『黒柳徹子さん方式』というか。オチを先に言われて。『こういうことあったんですよね？　どういうことですか？』『実はですね』って」と表現した。鳥居はYouTubeもオチを待たないショート動画派だとし、佐々木は推理系映画も事前に周囲に結末を聞いて回るとした。少数派の2人だったが、大木や鈴木拓から「どっかの企業の上司になったら厳しい」と予想され、鳥居は「結論言ってよ！」と強い口調で実演。佐々木も「結果がすべて」と言い放った。