テレ東が『笑ゥせぇるすまん』を実写ドラマ化 宮藤官九郎氏ら4人が脚本、主演は6月25日解禁
テレビ東京は20日、漫画家・藤子不二雄Aさんによる不朽の名作漫画『笑ゥせぇるすまん』を実写ドラマ化することを発表。7月18日よりPrime Videoにて全12話・3週連続で独占配信されることが分かった。

全12話・3週連続で独占配信
テレビ東京は20日、漫画家・藤子不二雄Aさんによる不朽の名作漫画『笑ゥせぇるすまん』を実写ドラマ化することを発表。7月18日よりPrime Videoにて全12話・3週連続で独占配信されることが分かった。
原作の漫画『笑ゥせぇるすまん』は、黒いスーツ姿の謎のセールスマン・喪黒福造(もぐろふくぞう)が悩める人々の“ココロのスキマ”を埋めていくオムニバス形式の物語。本作では、喪黒福造のアイコニックなビジュアルと悪魔的な笑い声、そして欲望に翻弄(ほんろう)される人々とのやり取りを、現代的なアレンジを加えて描く。喪黒の忠告を無視した依頼者が代償を支払うというブラックユーモアあふれる展開はそのままに、原作をアップデートしたエピソードと完全オリジナルの物語が交錯する構成となる。
主演俳優の情報は未解禁だが、18日にPrime Video公式SNSで喪黒福造のシルエットが公開されると、「楽しみだけど意外とゾワッとするんだよな…」「実写?」など、SNS上では実写化への反響とともにキャスト予想が過熱。さらに、特徴的な笑い方や歩き方が確認できる15秒のティザー映像も公開され、誰が喪黒を演じるのか注目が高まっている。主演の発表は25日午後7時に解禁予定となる。
そしてこのたび、脚本陣も発表となった。TBS系連続ドラマ『不適切にもほどがある!』(2024年)で「東京ドラマアウォード2024」脚本賞と「第33回橋田賞」を受賞した宮藤官九郎氏、TBS系連続ドラマ『#家族募集します』(2021年)などを手がけるマギー、演劇・映画などで幅広く活躍する細川徹氏、そしてお笑いコンビ・かもめんたるの岩崎う大と、多彩な顔ぶれがそろった。
脚本陣のコメントは下記の通り。
○宮藤官九郎
「終始楽しかったです。月1の構成会議はマギーを長男に(俺の方が年上だけど)次男的なポジションで、細川くんがやんちゃな三男、う大さんが反抗期の四男という感じでガヤガヤ楽しかったですし、豪華すぎる出演者が後から後から決まるしで、なんかもうご褒美のような仕事でした。原作の、不変にして普遍のテーマ『ココロのスキマ』を追求しつつ、アップデートしてんだかしてないんだか、ギリギリのラインを攻めました。楽しんで頂けたら幸いです」
○マギー
「作家四人と監督のアイデアの出し合い、へし合い、カブセあいの打ち合わせが毎回楽しかった!ゲラゲラ笑う俺、ヘラヘラする宮藤さん、ニヤニヤする細川さん、ムッツリ微笑むうだいくん、ガハハと笑う伊藤監督。そんな幸せな会議室から生まれた12のドーンを、出演者の皆様がさらに面白く立体化してくれているに違いない。早く視聴者としてゲラゲラしたい!ご期待ください」
○細川徹
「はじめてのテレビの仕事で一緒にやらせてもらった宮藤さん、マギーさんとひさしぶりに会議であーだこーだやれて、さらに、変態面白舞台を作るう大くんまで一緒に脚本を作れるなんて、本当に贅沢な、ご褒美みたいな仕事でした。そして、みんなよく『ドーン!』と言ってた。宮藤さんもマギーさんも、う大くんも自由で面白く、どれくらい実現できるのかと思ってたら、快くOKをいただき、かなり実現できているみたい。楽しい会議から生まれた令和版『笑ゥせぇるすまん』、間違いなく面白い作品になってると思います。最後に言いたいだけでいいますが、ドーン!」
○岩崎う大
「この方(主演)が喪黒福造をやる。このコンセプトだけで、本当にワクワクする企画だと痺れました。笑ゥせぇるすまんのブラックさの大ファンだったので、関われること自体が光栄でした。この作家陣ですから、ぜひ期待してください!」
