満島ひかり、13歳で沖縄から上京してきた当時を回顧 親不在での出来事「すごい経験になる」
俳優の満島ひかりが17日、都内で行われた映画『夏の砂の上』(7月4日公開)完成披露イベントに、オダギリジョー、高石あかり、松たか子、森山直太朗、高橋文哉、光石研、玉田真也監督とともに登壇した。

映画『夏の砂の上』完成披露イベント
俳優の満島ひかりが17日、都内で行われた映画『夏の砂の上』(7月4日公開)完成披露イベントに、オダギリジョー、高石あかり、松たか子、森山直太朗、高橋文哉、光石研、玉田真也監督とともに登壇した。
本作は、読売文学賞 戯曲・シナリオ賞受賞の松田正隆氏による戯曲を、オダギリジョーが、主演・共同プロデューサーを務め、玉田真也氏の監督・脚本で映画化。雨の降らない夏の長崎を舞台に、幼い息子を亡くした喪失感から、幽霊のように坂の多い街を漂う小浦治(オダギリ)が、ひょんなことから共に暮らすことになった姪の優子(高石)と同居生活を送ることになり……。
治の妹・阿佐子を演じる満島は、高石扮(ふん)する優子の母親であり、自身の身の上のことで優子を兄である治の元に預ける。満島は最近心にしみたことについて「九州に暮らしている8歳の甥っ子が、1人で飛行機に乗って遊びに来たんです。来たときから笑顔がなく、スーパーにいったらすごく泣き出して……」と1人で親元を離れて東京にやってきたことが不安だったようだという。
そのとき満島は「私も13歳のとき1人で沖縄から上京してきたんですよね。両親がいないなかで起きることって、すごい経験になるんだよなって甥っ子の姿を見て思いました」と当時を振り返ると、娘役として対峙した高石に「最初治に預けたときと、迎えに行ったときのあかりちゃんの表情が変わっていた。あかりちゃんの成長が感じられる撮影でした」と語る。
撮影期間は短かったが、高石とは密なコミュニケーションをとったという満島は「夜歩いて大きな教会に行ったり、2人で朝方になるまで語り合ったりして、とても良い時間でした」と嬉しそうに話すと、高石も「お休みの日に、私と満島さんと、満島さんのお友達の3人で長崎でカステラ食べたり、釜めし食べたり……。買い物に行って満島さんにバッグをプレゼントしていただいたんです」とうれしそうに話していた。
※高石あかりの「高」の正式表記ははしごだか
