コードがブツリ…サウナで高級ドライヤー盗難被害、大胆な犯行に「嫌がらせヤバ…」とネット衝撃

昨年11月に開店したばかりのサウナ店で盗難被害が発生した。盗まれたのは利用者向けに貸し出していたドライヤーやヘアアイロンなどの機器で、これまでの被害総額は約40万円にのぼるという。被害の状況について、店のオーナーに詳しい話を聞いた。

温浴施設に置かれたドライヤーのイメージ サウナで高級アメニティが盗まれる被害(写真はイメージ)【写真:写真AC】
温浴施設に置かれたドライヤーのイメージ サウナで高級アメニティが盗まれる被害(写真はイメージ)【写真:写真AC】

防犯カメラを設置できない脱衣所でドライヤーやヘアアイロンなどが立て続けに盗難

 昨年11月に開店したばかりのサウナ店で盗難被害が発生した。盗まれたのは利用者向けに貸し出していたドライヤーやヘアアイロンなどの機器で、これまでの被害総額は約40万円にのぼるという。被害の状況について、店のオーナーに詳しい話を聞いた。

「昨日、営業中にダイソンのドライヤー3台のコードが切断された状態で見つかり、ドライヤー本体は無くなっていました」

 今月5日、埼玉・川越市に店を構える「サウナ横綱 本川越店」の公式アカウントが被害について報告。投稿された写真には、電源プラグのついた黒いコードが3本、机の上に置かれているが、その先にドライヤー本体はついていない。店は「ドライヤーは盗難防止のための仕掛けをしておりましたが、まさかコードが切断されるとは思ってもいませんでした」と状況を説明。「ショックで言葉もありません…」と悲痛な胸の内をつづっている。

 無残な状況を見たユーザーからは「こりゃ悪質過ぎる…」「日本ってこうなってしまったのか」「ひどいです、許せませんね」「ええ!? でも、ドライヤーのコードって切ったら使えないでしょ 嫌がらせヤバ…」「これは酷い」「他の温浴施設とかも危なそうだ……」など、憤りの声が寄せられている。

 元大相撲の幕下力士としても活躍した店のオーナー・竹内太一さんは「犯行についての怒りは特になく、がっかりしている。やるな、という感じ」と犯人への気持ちを吐露する。

 竹内さんによると、店の従業員が盗難に気づいたのは4日夜。「コードにはハサミやペンチのようなもので切断されたような跡がありました」と、当時の状況を説明する。ドライヤーが置かれていたのは脱衣所のため、防犯カメラは設置しておらず、同8日には追い打ちをかけるように有名ブランドのヘアアイロンも被害に。男性専用サウナとして営業している同店だが、月に数回「レディースデイ」を設けており、ヘアアイロンの盗難があった8日は「レディースデイ」だったという。

 開店からまだ約半年という同店だが、「1本約6万円のドライヤーが3本、約20万円のヘアアイロンが1本、その他にアメニティーも盗られたことがあります。シャンプーのボトルなどはかわいいものですが、被害総額で言うと約40万円ぐらいになるかもしれません」とこれまでの被害の大きさを明かす。

 盗難発生後、「悔しい」と自分ごとのように声をかけてくれる人や、ドリンクを差し入れる人など、利用者からはさまざまな反応が寄せられたという。被害届については今後、提出予定だとしている。

次のページへ (2/2) 【写真】コードが切られたドライヤー、実際の写真
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