目指せプロボウラー&プロ雀士 まねきケチャの早瀬結実が見つけた唯一無二のアイドル道

アイドルグループ・まねきケチャは凪咲楓、神崎ひな、早瀬結実、三井いろは、堀内すずの現体制となって2年目を迎え、8月14日にはZepp Shinjukuで10周年記念ワンマンを開催する。節目のライブに向けて、メンバー持ち回りの“マンスリー手記”を展開。3人目は、2024年4月に加入した紫担当の早瀬結実が務める。

まねきケチャの早瀬結実【写真:武田直将】
まねきケチャの早瀬結実【写真:武田直将】

紫担当・早瀬結実が振り返る“初めて”のアイドル活動

 アイドルグループ・まねきケチャは凪咲楓、神崎ひな、早瀬結実、三井いろは、堀内すずの現体制となって2年目を迎え、8月14日にはZepp Shinjukuで10周年記念ワンマンを開催する。節目のライブに向けて、メンバー持ち回りの“マンスリー手記”を展開。3人目は、2024年4月に加入した紫担当の早瀬結実が務める。

◇ ◇ ◇

 アイドルを始めてまだ約1年ですが、振り返ってみて感じるのは、私はアイドルに向いていないなということです(笑)。一番身近で接しているメンバーは、天性のアイドルだなあと思うことがたくさんあります。素直で、無邪気で、それぞれの「かわいい」があって、その「かわいい」への努力を惜しまない。言語化するとそんな感じです。私はそれとは正反対なので、初めはライブやSNSでどう見られるのかということにいつも怯えていたし、今でも自信はありません。

 でも、自分も元々アイドルが好きでファンだったからこそ分かるのですが、ネガティブな発言や態度ばかりのアイドルは応援したいと思いません。私を好きになってくれたファンの方へも失礼だから、自信がなくても堂々としようという意識を強く持ちました。SNSや自分を発信することもまだ苦手意識がありますが、SNSの投稿のいいね一つ、リプライ一つも全てが私の自信に繋がっています。

 また、アイドルらしくないことは逆に言えば、私にしかない強みがあるとも言えると気づきました。私は自分がハマったもの、好きなことを狂ったように突き詰める性格で、ボウリングと麻雀のどちらもプロを目指しています。ボウリングは習い事として小学生から、麻雀も父親の影響で家族でやっていて、どちらにも深くハマって10年以上続けています。特にボウリングはアイドルになる前からプロを目指していて、地区大会や全国大会にも出場していました。

 他にも、プロレスやサッカーは選手や戦術を研究してデータをまとめているほど好きです。それを生かして様々な活動につなげていきたいですし、それによってまねきケチャにも新しい風を吹かせられたらと考えています。私は私らしく、唯一無二のアイドルを目指します。

 まねきケチャでの1年間で一番思い出深い出来事は、去年8月に行った9周年記念ライブ「獣招祭典」です。加入して3か月と少しで、まねきケチャの9周年を背負ってライブをするということにとてもグループとしての歴史の重みを感じました。広い会場(品川インターシティホール)でおそらく今までで1番多くの方に見ていただけて、貴重な経験でした。このライブを通じて、「もっとたくさんの人にまねきケチャを広めたい」「広い会場でライブができるようになりたい」といった向上心が芽生えました。

人を惹きつける歌唱力も早瀬の魅力【写真:石原汰一】
人を惹きつける歌唱力も早瀬の魅力【写真:石原汰一】

10年の歴史を持つグループの今を背負う自覚

 私が思う今のまねきケチャの強みは「結束力」です。メンバー同士は単に友達のような仲の良さではなく、お互いを高め合える存在だと感じています。誰かを見ていいところを真似したり、困っている時にさっと助けたりと、言葉がなくてもお互いに支え合っている場面が多い気がします。

 特にひなちゃんと楓ちゃん、先輩2人の存在は大きいです。また、メンバー、ファンの方、スタッフさん、全員合わせて“チームまねきケチャ”だと思っています。どれか一つでも欠けてしまっては活動できません。常に感謝を持って、みんなで力を合わせて突き進んでいく力がまねきケチャにはあると思います。

 最近、対バンライブでのパフォーマンスを褒めていただけることが増えたように感じます。「今のまねきケチャもいいな」「またライブが見たい」などうれしい内容をSNSで見つけると、次のライブもさらに頑張ろう、より魅了できるパフォーマンスを追究しようという原動力になります。

 8月14日に控える10周年記念ワンマンにはそうやって気になってきてくださる方、いつも応援してくれているファンの方、久しぶりにまねきケチャを見に来る方、様々な人がいると思います。私自身、この1年間の活動を通して、10年の歴史を持つまねきケチャの今を背負っている自覚を強く持ちました。節目として、今までの歴史も大切に、これからまた新しい歴史を紡いでいく第一歩の気持ちで10周年ライブを成功させたいです。そして、今後もっと大きな会場で盛り上がる熱いライブをすること、ファンの方が望むことをかなえられる実力をつけて、グループとしても個人としても活動の幅を広げていければと思います。

□早瀬結実(はやせ・ゆみ)1月31日、青森県出身。魅惑の美しい顔立ちと、人を惹きつける歌声を兼ね備える。プロボウラーとプロ雀士を目指す独自路線でアイドルの道に突き進む。担当カラーは紫。座右の銘は「置かれた場所で咲きなさい」。155センチ。

次のページへ (2/2) 【動画】アイドル2年生・早瀬結実のボウリング投球
1 2
あなたの“気になる”を教えてください