中井貴一、若いころにイメージしていた大御所感と違う自分に「こんな人生想像していなかった」

俳優の中井貴一が17日、フジテレビマルチシアターで行われたドラマ『続・続・最後から二番目の恋』(月曜午後9時)最終回先行上映会に、小泉今日子と共に出席した。

イベントに登壇した中井貴一【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登壇した中井貴一【写真:ENCOUNT編集部】

11年ぶりとなる作品「枕投げをするシーンを本気でやったら、死ぬかと」

 俳優の中井貴一が17日、フジテレビマルチシアターで行われたドラマ『続・続・最後から二番目の恋』(月曜午後9時)最終回先行上映会に、小泉今日子と共に出席した。

 本作は、古都・鎌倉を舞台にテレビ局プロデューサー・吉野千明(小泉)と、市役所で働く公務員・長倉和平(中井)の恋を描いたロマンティックホームドラマ。2012年1月に第1期の連続ドラマ、同年11月にスペシャル版として『最後から二番目の恋2012秋』、2014年に、第2期となる『続・最後から二番目の恋』が放送され、今回その11年後を描いている。

 小泉と共にサプライズで登場した中井は会場から大歓声を受けると、11年ぶりとなる作品に「本人たちはまったく変わっていないと思っていたのですが、枕投げをするシーンを本気でやったら、死ぬかと思うぐらい息切れしてしまった。自分では気づかないところで変わったんですね」と笑いながら体力的な変化を述べる。

 現在63歳の中井。数々の映画やドラマで主演を務め、日本を代表する大御所俳優として認知されているが「20代のときに見ていた63歳ってもうちょっと大御所感があると思っていた」と笑うと、小泉も「私たちが思っていた大御所の先輩方って動きがゆっくりだったよね」と追随する。

 中井は「芝居とかでも、社長とかやって、3言ぐらいしゃべって先に撮影を終えて帰っていく感じ。(中井が演じた和平のように)こんなにセリフをしゃべって走り回って……(浅野和之と一緒に)手錠で繋がれたり、こんな人生想像していませんでした」とぼやき節。

 それでも中井は、これから11年後の自分について問われると「生きていますかね」ととぼけつつ「20代のとき、50代、60代で飯が食える俳優でいたいなと思っていました。これからの10年は、何か先輩から受け継いだものを後輩たちに渡していく年代にしたい。もちろん、嫌がる奴もいるので、嫌がらない奴に渡していきたいですね」と回答。

 同じ質問に小泉は「私は来年60歳になるのですが、その瞬間に今後どんな人生を歩みたいと思うのかを楽しみにしています」と語ると「そのとき何を選択するのか楽しみなのですが、とにかく元気で健康でいたいです」と語っていた。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください