萩原聖人が俳優・プロ雀士を兼任する理由 批判の声に「気が狂いそうになった」過去
俳優の萩原聖人が15日、日本テレビ系『メシドラ ~兼近&真之介のグルメドライブ~』(土曜午後12時45分)に出演。プロ雀士になったきっかけと、プロ雀士を続ける理由を語った。

「俳優ってゴールない」
俳優の萩原聖人が15日、日本テレビ系『メシドラ ~兼近&真之介のグルメドライブ~』(土曜午後12時45分)に出演。プロ雀士になったきっかけと、プロ雀士を続ける理由を語った。
萩原は15歳で俳優デビューし、芸歴は38年。一方で、日本プロ麻雀連盟所属のプロ雀士で、Mリーグ・TEAM雷電の看板選手でもある。
番組中、萩原は「僕は22~23(歳)くらいから、麻雀のインフルエンサー的なことを勝手にやってた」と発言。「麻雀ってやっぱりイメージが悪かったから。ゲーム性のおもしろさより先に違うイメージが取り沙汰されちゃうから」と述べ、「そうじゃない麻雀のおもしろさっていうのがあるよっていうのを、テレビ番組を通じてやってた」と振り返った。
そんな折、2018年にプロ麻雀リーグ・Mリーグが発足。Mリーグの各チームにドラフト指名されるためには、主要プロ5団体に所属しなければならないことから、萩原は「初めてプロの資格を取らせてもらった」という。
続けて、「Mリーグに出たかった。夢だったというか、そういうところで、麻雀でちゃんと競技として戦うっていうのが……」と力説。共演の満島真之介が「あれ(Mリーグ)ができてから、僕も印象変わりましたもん」と反応すると、「ね? だいぶイメージ変わったよね」と同意した。
また、萩原は「俳優業やっててけなされたことないのよ、俺。今までね」と回想。「『お前が下手くそだから、あの作品がダメになったんだよ』とか、『あの中の萩原ひでぇな』みたいなことは、ほとんど言われないで生きてきた」そうだが、「麻雀プロやったら、『お前のせいで負けたんだよ』みたいに、ボロカスに言われた」という。
萩原は「俺、Mリーグに入るまではSNS、一切やってなかったの」と説明。「Mリーグを宣伝するためにやろうと思って、初めてインスタグラムだけやった」ものの、「そのインスタのコメント欄に『下手くそやめろ』とか『ボケカス』。最初、気が狂いそうになった」と明かした。
それでもプロ雀士を続ける理由については、「50(歳)手前でMリーグを始めて。やっぱり目標とか目的とかって、明確に持てない年齢」とコメント。「持ってる人もいると思う」としつつ、「俳優ってゴールないじゃない。何かに出たいとか、あの監督とやりたいとかっていうのは、そこに向って何かをやる仕事じゃない」と話すと、「Mリーグができるってなった時に、もう一回活性化できるかも、自分の細胞が(と思った)。そうなれば俳優業にも必ずマイナスはない。あとはどれだけ自制できるか。どっちもおろそかにしない。どっちも100:100でやる。50:50じゃなくて100:100でやるっていうことだけは忘れないようにしようと思ってる」と熱弁した。
