ABCテレビ新人アナ、6月17日に初鳴きへ “海賊の末裔”にピアノ全国1位の実績も

ABCテレビに今年4月に入社した新人アナウンサーの23歳・久保光代(くぼ・みつよ)アナ、22歳・新貝まゆ(しんかい・まゆ)アナが17日にデビューすることが、16日に明らかになった。

新貝まゆアナ(左)と久保光代アナ【写真:(C)ABCテレビ】
新貝まゆアナ(左)と久保光代アナ【写真:(C)ABCテレビ】

研修を担当した北村アナも太鼓判「先輩にも影響を与えてくれる新人」

 ABCテレビに今年4月に入社した新人アナウンサーの23歳・久保光代(くぼ・みつよ)アナ、22歳・新貝まゆ(しんかい・まゆ)アナが17日にデビューすることが、16日に明らかになった。

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 2人は約1か月半にわたって、発声・発音の基礎から緊急時の報道対応までを含むニュース実践など、アナウンサーとしての技術を徹底的に学んできた。デビュー当日は、ABCテレビ『おはよう朝日です』(月~金曜午前5時)とABCラジオ『おはようパーソナリティ小縣裕介です』(月~木曜午前6時30分)に出演し、同日中にABCラジオニュースにて“初鳴き”する。その後、ABCラジオ『ウラのウラまで浦川です』(火曜午後3時)にも登場する予定だ。

“初鳴き”を4日後に控えた13日には、2人の新人アナウンサー研修を担当した北村真平アナとともに取材会に出席し、現在の心境や今後の目標を語った。

 佐賀県呼子町出身の久保アナは、「実は先祖が“海賊”なんです」との自己紹介で取材会場を沸かせた。「海賊の末裔らしい開拓精神を持ってがんばっていきます」と意気込みを語り、先祖については「船を襲うような海賊ではなく、鎖国の時代に禁じられていた貿易に乗り出し、海外の文化や技術を積極的に取り入れる自由闊達な精神の持ち主だった」と紹介した。

 資格の取得にも積極的で、自動車免許、一級船舶、水上バイク、スキューバダイビングの資格を所持しており、現在はドローンの操縦免許取得に挑んでいる。さらに、大学時代には「塩」をめぐる経済史の研究に没頭し、ソルトコーディネーターの資格も取得。50種類以上の塩を収集する“塩マニア”でもあり、「研修中に『ゴーヤに合う塩を教えて』と先輩に聞かれて、一気に語りそうになって止められました(笑)」とエピソードを披露した。

 一方、福岡県福岡市出身の新貝アナは、体育会の水上スキー部に所属していた大学時代の経験を生かし「波に乗ることも得意ですが、楽しいノリに乗ることも得意」と自己紹介。「お酒を飲むこと」が趣味で、「研修の終わりに先輩方が飲み会を開いてくださって、とてもうれしかったです」と笑顔を見せた。「沖縄の『アイヤイヤササ~』をコールして、いつも必死にその場を盛り上げています(笑)」とおちゃめな一面ものぞかせた。

 また、2歳のころから続けてきたピアノでは、コンクールで全国1位を獲得した経歴を持ち、タイやニュージーランド、アメリカへの留学経験もある。「日常会話では困らない」程度に英語も堪能で、今後のアナウンサー業務に生かしたいと意欲を語った。

 ともに九州出身の2人は、久保アナが福岡で過ごした経験もあり「基本的に博多弁」で会話するという。応援する球団は福岡ソフトバンクホークスだが、ABC入社後は「阪神タイガース」への愛着も芽生えつつある。

 研修期間中に阪神戦を観戦したという新貝アナは、「阪神ファンのみなさんの応援の熱がすごいことを肌で感じました。会社の先輩方の“阪神愛”にも日々接していたら、もう自然と自分も阪神を応援したい気持ちに(笑)」と語った。一方の久保アナは、先輩の中邨雄二アナから『六甲おろし』を発声練習として教わったといい、「今も(新貝アナと)2人で歌っています」と笑顔を見せ、「ちょっとずつ阪神ファンになりつつあります」と語った。

 研修を担当した北村アナは、「先輩にも影響を与えてくれる新人」と2人を高く評価。芦沢誠アナ、岩本計介アナ、浦川泰幸アナらベテラン陣も講師として加わり、「アナウンサーとしての心構えもしっかり教えた」と振り返った。「2人ともすごく貪欲に取り組んでくれて、(先輩から)聞きたい、知りたいという気持ちが前面に出ていました。その結果、講師陣も『(研修を)もう一コマやらせて』と言い出すほど熱心に教えてくれた」と語った。

 多くの先輩たちからの教えと期待を背に17日、久保アナと新貝アナがアナウンサーとしての第一歩を踏み出す。

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