『あんぱん』“変わり者”八木が試験を受けない理由 視聴者「普通の感情を持っていたんだ」
NHK連続テレビ小説『あんぱん』(月~土曜午前8時)の第53回が11日に放送され、俳優の妻夫木聡が演じる上等兵・八木信之介が幹部候補生の試験を受けないまさかの理由が明かされた。

11日放送の第53回
NHK連続テレビ小説『あんぱん』(月~土曜午前8時)の第53回が11日に放送され、俳優の妻夫木聡が演じる上等兵・八木信之介が幹部候補生の試験を受けないまさかの理由が明かされた。
(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)
神野班長(奥野瑛太)の申し出のおかげで、特別に試験を受けられた嵩(北村匠海)。本来ならば甲種幹部候補生に合格のところ、居眠りをしていたため、嵩は乙幹(乙種幹部候補生)に。嵩が神野班長にお礼を伝えると「俺も頼まれたんだ。変わり者から」と伝えられる。
“変わり者”と聞き、お礼のため八木の元を訪れた嵩。嵩は寝台で本を読む八木のところへ向かい「八木上等兵殿はなぜ幹部候補生の試験を受けられないのですか?」と質問。すると、八木は「俺はこんな所で偉くなるより、一日も早くシャバに戻りたい。だから、ささやかに抵抗している。ただ、それだけだ」と答えた。
このシーンについて、SNSでは「八木上等兵も日本の戦況が良くないことを理解しているのかもしれない」「戦争の愚かさをわかっていてささやかに抵抗しているのですね」「八木さんも普通の感情を持っていたんだ」「嵩にとって今後を左右される存在になるのかな」「嵩くんと同じく『平和』の大切さを持ってる人なのかも知れませんね」といった声が上がった。
作品は、漫画家・やなせたかしさんと妻・暢さんをモデルに、苦難に面しても夢を忘れず荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した『アンパンマン』にたどり着くまでの愛と勇気の物語。
