戸田恵子が心に刻むアンパンマン原作者・やなせたかしさんからの言葉「人生は喜ばせごっこ」

俳優で声優の戸田恵子(アンパンマン役)が12日、都内で行われた映画『それいけ! アンパンマン チャポンのヒーロー!』(6月27日公開、橋本敏一監督)の完成披露上映会イベントに、中尾隆聖(ばいきんまん役)、蒼井優、南海キャンディーズの山崎静代、お笑いコンビ・パンサーの尾形貴弘と菅良太郎とともに登壇。『アンパンマン』の原作者・やなせたかしさんからの言葉を紹介した。

完成披露上映会イベントに登場した戸田恵子【写真:ENCOUNT編集部】
完成披露上映会イベントに登場した戸田恵子【写真:ENCOUNT編集部】

好きなパンは「アンパンとしか言えない人生」

 俳優で声優の戸田恵子(アンパンマン役)が12日、都内で行われた映画『それいけ! アンパンマン チャポンのヒーロー!』(6月27日公開、橋本敏一監督)の完成披露上映会イベントに、中尾隆聖(ばいきんまん役)、蒼井優、南海キャンディーズの山崎静代、お笑いコンビ・パンサーの尾形貴弘と菅良太郎とともに登壇。『アンパンマン』の原作者・やなせたかしさんからの言葉を紹介した。

 1988年10月からテレビアニメがスタートし、89年3月には劇場版が初公開した『アンパンマン』。36作目の映画となり、アフレコの様子を聞かれた戸田は「ゲストの皆さんとは一緒に収録できていないので、いつも出来上がりが楽しみで。見させていただいたんですけど、本当に誰か分からない状態で出来上がっている。それくらいすばらしい。皆さん感動してくださるんじゃないかなって思います。レギュラーの収録は、淡々と進んだ感じですね」と話した。続けて、長年声優を務めている中でのルーティンについて「レギュラーは、ラジオ体操を朝1番にやります。かなり歳になってきているので(笑)、身体と喉を起こすってことをやって、収録に挑んでいます」と明かした。

 この日は、作品の内容と絡め、今でも心に残っている言葉を紹介する場面も。戸田は「アンパンマンと37、8年生きてきました。やっぱり、やなせ先生に出会ったこと。先生は『人生は喜ばせごっこ』とおっしゃっていました。そして『困ったり悩んだりすることがあったら、人を喜ぶことをおやりなさい』と言われてきました。これをいつも心に刻んでいます。なかなかうまくいかないこともありますが、心に念じてやっていこうかなと思っています。だから(心に残っている言葉は)『人生は喜ばせごっこ』」と『アンパンマン』と回顧した。

 また、山崎からは「何パンが好きですか?」と尋ねられていた。戸田は「アンパンと言っておかないと。アンパンとしか言えない人生になっているので」と答え、続けて「実際、アンパンマンをやるようになってからアンパンはすごくいただく。かなりの数食べていると思います。横浜ミュージアムでできているキャラクターパンは、本当によく食べます。たくさんキャラクターある中で、何を食べようかなって思うんですけど、周りのみんながアンパンを遠慮する。だから私がいつもいただいていて。まあ、共食いとも言われていますが(笑)」と冗談を交えたトークを披露した。2番目に好きなパンも問われていたが、それには「手堅く食パン」と回答していた。

 ある日、空から落ちてきた記憶がない不思議な男の子・チャポンと出会ったアンパンマン。それからアンパンマンとともに過ごす中で、誰かを助けて笑顔にする喜びを知ったチャポンは「ヒーローになりたい」と願うようになる。しかし、ばいきんまんによってチャポンの出生の秘密が明かされ、衝撃の真実を知ることに。アンパンマンは、涙の雨を降らすチャポンを優しく包み込み、2人でばいきんまんに立ち向かっていくのだった。

※山崎静代の「崎」の正式表記はたつさき

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