元King & Princeでアーティストの岩橋玄樹が12日、都内で行われた7月13日スタートのTOKYO MX連続ドラマ『恋愛ルビの正しいふりかた』（日曜深夜1時5分）制作発表記者会見に、共演の相馬理とともに出席した。

　岩橋にとっては、高橋海人、神宮寺勇太とともにトリプル主演を務めた日本テレビ系連続ドラマ『部活、好きじゃなきゃダメですか？』（2018年）以来、実に7年ぶりの地上波ドラマ主演となったが、オファーを受けたときは「素直にうれしかったです。お芝居をすることで新しい自分を知ることができるのがワクワクします」と前向きに挑んだという。

　岩橋が演じるのは、元陰キャでありながらトップスタイリストという、二面性を持つ主人公・鈴木弘。「一つひとつのセリフを言うとき、昔の自分と今の自分を考えながら演じました」と役へのアプローチ方法を述べると「弘は誰もが憧れる役。カメラが回っていないときでも格好良くいようとして気を張っていたのですが、どこかで素の岩橋玄樹が出てしまうんですよね」と苦笑いを浮かべていた。

　この日は多面性を持つキャラクターにちなんで「実は○○なんです」という意外な一面を披露することに。岩橋は「寝るときに部屋の電気を明るくしないと怖くて寝られないんです。静かで暗いのが怖くて……」と切り出すと「常に車の音とか、動画を流しながら、自然じゃないものを聞きながら寝た方が落ち着くんです。寝室がクラブみたいな感じで寝ています」と笑っていた。

　また「黒歴史」を聞かれた岩橋は「中学1年生のとき、垢抜けたくて初めて髪を染めようと思って、家にあるカラー剤で染めたんです。でもそれがお祖母ちゃんの白髪染めだったらしくて、変な色に染まってしまったんです。ちょっとした黒歴史です」と笑顔で語っていた。

　岩橋は「作品を通していろいろなことを経験できたし、お芝居の楽しさも感じられたので、より多くの人に見てほしいです。キュンキュンシーンもたくさんありますが、弘の黒歴史とのギャップも見ていただけるとうれしいです」とアピールしていた。

　本作は、人気BL漫画家・おげれつたなかの短編作に、オリジナルストーリーを加え、全8話の連続ドラマとして実写化。不器用ながらも真摯に恋愛に向き合う2人の男性がすれ違いや誤解を乗り越え、ゆっくりと心の距離を縮めていく姿を描く。

※高橋海人の「高」の正式表記ははしごだか