『サマーウォーズ』出演の斎藤歩さんが60歳で死去 がん闘病も俳優活動は継続…「早すぎます」と惜しむ声
俳優・劇作家の斎藤歩さんが11日に亡くなったことを、公益財団法人・北海道演劇財団が公式サイトで伝えた。60歳だった。かつての共演者らからも惜しむ声が上がっている。

がん闘病の中で11日に亡くなる
俳優・劇作家の斎藤歩さんが11日に亡くなったことを、公益財団法人・北海道演劇財団が公式サイトで伝えた。60歳だった。かつての共演者らからも惜しむ声が上がっている。
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斎藤さんは1964年12月20日生まれ。1987年に北大演劇研究会出身者を中心メンバーとする「札幌ロマンチカシアターほうぼう舎」を旗揚げし、座長となった。2000年代以降は東京と北海道の2拠点で活動。多くの舞台を手掛け、俳優としても映画、テレビと多くの作品に出演してきた。
2020年には北海道演劇財団の理事長に就任。21年にがんを公表し、23年1月に余命宣告を受けたが、俳優としての活動は続けていた。
北海道演劇財団は公式サイトで「訃報 斎藤歩死去のお知らせ」と題し、「かねてより病気療養中だった、北海道演劇財団理事長斎藤歩が、6月11日早朝に、永眠いたしました。ここに生前のご厚意に深く感謝申し上げます。なお、葬儀は故人の遺志により、家族葬にて執り行います」と伝えた。
さらに、「通夜・告別式へのご参列、ご香典、ご供花、お供物、ご弔電などのご厚志につきましては、誠に勝手ながら、辞退とさせていただきます」としたうえで、「後日お別れの会を開催する予定となっております。何卒よろしくお願い申し上げます」と報告した。
斎藤さんの主な出演作は『アウトレイジビヨンド』、『日本で一番悪い奴ら』『許されざる者』、NHK連続テレビ小説『半分、青い。』『エール』、NHK大河ドラマ『龍馬伝』などで、映画『サマーウォーズ』では陣内侘助を演じた。
作家、演出家、俳優の加納健詞は自身のXで、「あゆむさん、亡くなってしまった…。昔、共演させて頂いた事ありまして。たたずまいからして、カッコ良い先輩でした。心よりご冥福をお祈り致します」と追悼した。他にも、「好きでした」「早すぎます」など、惜しむ声が上がっている。
