NHK『あさイチ』（月～金曜午前8時15分）でMCを務める博多華丸・大吉と鈴木奈穂子アナウンサーが６月11日、恒例の朝ドラ受けを行った。この日は『あんぱん』の第53回が放送され、嵩（北村匠海）が陸軍幹部候補生試験を受けられ、結果も判明する様子が描かれた。『あさイチ』では試験の背景に存在感を示す形で描かれた八木（妻夫木聡）の話題で朝ドラ受けを展開した。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

『あんぱん』の第53回では厩舎の不寝番で寝てしまった嵩だが、それでも試験を受けさせてもらうことができ、しかも合格した様子が描かれた。ただ、寝てしまったことで甲種幹部候補生ではなく乙種幹部候補生に合格。試験を受けさせてもらえた背景には変わり者と言われる八木の存在があった。変わり者に頼まれたからと班長の神野（奥野瑛太）が明かした。

　その後、入隊して2年後の夏、嵩は伍長になった姿が描かれた。入隊間もないと思われる後輩が無駄口をたたいていても「こっちの手が痛いから」と殴ることはしなかった。それを見た八木は「変わらんな」と言っていた。最後は嵩が海軍の少尉になった千尋（中沢元紀）と再会するシーンが描かれた。

『あさイチ』では、鈴木アナが「千尋くんが海軍に」と驚いた様子で口火を切ると、華丸が「出征していたんですね」と反応。この日のドラマでは1944年の様子が描かれていたが、大吉は「嵩も立派になって……喜ぶというよりも我々は歴史を知っていますから」と険しい表情を見せた。

　その後、華丸が八木に言及。「八木さんは何を変えたいということですかね。妻夫木さんが」と語り、鈴木アナが「ねえ、どういう意図で？」と反応する中、華丸は「変わらんな」と八木をまねて腕組みしながら言葉を発して鈴木アナの笑いを誘った。そして再び「何を変えたいんですかね。嵩さんを」と八木の意図が分からないとした。大吉が「まだまだ謎」と答えると、華丸は「でもあの方が動いてくれたから試験に合格できたということですもんね」と、頭の中に疑問符が飛び交うような様子。鈴木アナも「どういう意図で？」、大吉も「どうなんですかね」と語っていた。

『あんぱん』は、俳優・今田美桜が主人公・若松のぶを演じ、漫画家・やなせたかしさんと妻・暢さんをモデルに戦前から戦後の激動の時代を生き抜く夫婦を描く物語。