俳優の竹内涼真が11日、主演を務めるテレビ朝日ドラマプレミアム『看守の流儀』（6月21日午後9時）の囲み会見に登場。共演した木村文乃と北村一輝が竹内の印象を語った。

　同作の原作は、石川県金沢市にある“加賀刑務所”を舞台に、さまざまな事情を抱えた受刑者たちと彼らの更生に全力を尽くす刑務官たちの姿を描いた『このミステリーがすごい！』大賞受賞作家・城山真一氏による珠玉のヒューマンミステリー。主演の竹内が演じる主人公の宗片は「受刑者を信じ」、「彼らに生きる希望を与えることこそが看守の使命」という“流儀”を貫く熱き刑務官。ある夜、宗片がひとりの受刑者にかけた“ささやかな温情”が、刑務所の体制をも揺るがしかねない大事件を引き起こすこととなる。

　開口一番で「撮影したのが2年前。結構時間が経ってしまって、テレビ朝日の人たち作品のこと忘れちゃったのかなって思った」とこぼし、会場を笑わせた竹内。木村と北村とは初共演となるが、謎深き上級刑務官の火石司役を演じる木村は、竹内について「あんまり自分から積極的に話はしないんですけど、竹内さんはコミュニケーションを取るのがすごく上手。キャストだけじゃなくてスタッフや関係者も隔てなく接してくださる。老若男女問わず愛されるタイプ。主演って本当にこういうことなんだって思いました」と竹内の人柄の良さを明かした。

　一方、宗片とは対照的に「受刑者など信じない」という流儀を持つ冷酷な刑務官であり、宗片の上司である処遇部長・蒲田潤一を演じる北村も「どうやって落として行こうかな…」と少し意地悪そうに笑ったものの、「みなさんの持ってる通りすごく爽やかで、本当にいつも自然。分かりやすく俳優とか芸能人というよりも、本当に素の人間、お兄ちゃんというか、多分年下からもすごく慕われるだろうなと思いますし、常にフラットで分け隔てない。いつも自然体」と木村に同意。「取り繕っていい人を演じようとも思ってもないだろうし、裏に行ってもこのままで、そんな感じがしてすごく気持ちがいい人だなと」と竹内の人柄を称賛していた。