田原俊彦、デビューのきっかけは“不審者扱い”「事務所を突き止めて坂道を10往復くらいした」

歌手で俳優の田原俊彦が8日、日本テレビ系『メシドラ ~兼近&真之介のグルメドライブ~』(日曜午後12時45分)に出演。デビューまでの経緯を語った。

田原俊彦【写真:冨田味我】
田原俊彦【写真:冨田味我】

今年で芸能生活46年

 歌手で俳優の田原俊彦が8日、日本テレビ系『メシドラ ~兼近&真之介のグルメドライブ~』(日曜午後12時45分)に出演。デビューまでの経緯を語った。

 田原は今年で芸能生活46年。今も定期的に新曲をリリースし、ライブツアーを行っている。そんな田原は幼少期に父親を亡くし、横須賀から甲府に移住。兄弟は「姉、姉、俺、妹。男1人」だそうで、「女の中で育ったから、少女コミックとか『平凡』『明星』。テレビつけるとキラキラしたアイドルの人たちが。女の子って見るじゃない? その環境の中にずっといたから、その箱の中、楽しそうだなっていうのが最初のきっかけ」と述べた。

 続けて、田原は「中学3年生くらいの時に、友達みんなで」事務所に履歴書を送ったと説明。「みんなで送ったら、みんなに答えが来た」そうで、田原は「みんな合格じゃん。これはエセだなと思って。2次審査で今度はいろいろ(お金が)かかってくるんじゃないか」と勘繰ったという。

 そんなこともあり、六本木の事務所に突撃。「六本木を徘徊して事務所を突き止めて、坂道を10往復くらいした」ところ、「事務所の方が、不審者がいるってことで。真っ赤なトレーナー着てるし。目立たなきゃいけないと思って。それで声をかけてくれた」と振り返った。

 事務所のスタッフに「何してるの? 僕」と聞かれた田原は、「甲府から出てきてスターになりたいんです」と答えたとのこと。「じゃあ来週からレッスンに来なさい」と言われたとし、「高校時代は毎週末、レッスンに通った」という。

 田原は「僕はバカだから夢見たんだよね。テレビの中で歌って踊ったらすごいだろうな」と回想。「山梨の甲府にいた何もない少年だったんだけど、このまま人生終わるの嫌だな。みんなに自分を知ってもらいたいな」と当時の心境を告げると、「日々の生活が苦しかったりとか、お袋を幸せにしたいなっていうのが僕の一番のモチベーションになったんじゃないかな」と明かした。

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