歌手のダイアモンド☆ユカイが8日、東京・LINE CUBE SHIBUYAで囲み会見を開き、自身がボーカルを務めるバンド・RED WARRIORS（レッド・ウォーリアーズ）の結成40周年を記念したライブハウスツアーを行うことを発表した。

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　この日は「RED WARRIORS THE ROCK SHOW 暴動クラブ」と題して、平均年齢20歳のロックバンドの暴動クラブと対バン形式でのライブに臨んだ。ライブの前に行われた囲み取にはRED WARRIORSのユカイ、ギターの木暮“shake”武彦、ベースの小川清史（キヨシ）の3人に加え、今回のライブからドラムスとして参加した高橋まこと（元BOOWY）も参加した。

　ユカイは「長いようで短いようで、やっぱり長いようで…」といろいろあった40周年を独特の言い回しで振り返った。

　shakeは「レベッカを辞めて1週間後に動き出して、40年前の2月に俺たちは集まった。デビューするまでにお客を500人集めようと言ってスタートして、デビューライブは、ここ渋谷公会堂だった」と結成当時を回想。

　キヨシは「俺たちは作られたバンドじゃなくて自分たちで作ったバンドなんです。今回を機にまことさんも参加してくれました」とBOOWYのドラマーとして活躍した高橋を紹介する。

　高橋は、「昔からの知り合いにたまたま頼まれたら断われないよね。まあ一肌脱ぐしかないなって」と照れくさそうに話すとユカイが「BOOWYに入る前からまことさんとは知り合いでRED WARRIORSに入るっていう話もあったんだけど、裏切りやがってBOOWYに参加したんだよ」と冗談交じりに懐かしい話をすると、メンバーも笑った。高橋は、40周年を機にしばらくユカイたちと活動を共にするという。

　40周年の最初の発表としてshakeが「昔、デビューする前に『東京3DAYS』というライブハウスを3か所回るライブをやったことがあって、今回は初心にかえってライブハウスツアーをやろうと思う」と報告。

　記者から新曲について聞かれると、shakeは「ノーコメント」とニヤリ。ユカイは「それを望まれるバンドにならないとね」とフォローした。

　また記者からユカイの家族について聞かれるとユカイが「娘は今、大阪でアーティスティックスイミングで頑張っている。俺は絶対オリンピック代表に選ばれると信じて娘を応援したい」と語った。一方、娘の活動のために別居中の妻については「ここだけの話なんだけど」と前置きして記者を笑わせながら「最近、俺に内緒で中古の家を買ったらしいんだよ。家を買ったのに事後報告だよ（笑）。電話するといつも『あなた誰か女と別れたの？』って聞かれるんだけどロックやってるやつはみんな女がいるっていまだに思ってるんだよ。俺にしてみれば妻の方がロックンローラーだから」と明かした。

　記者から「で、実際のところは？」と聞かれると「清廉潔白です！」と断言した。

　最後にユカイとshakeが「生きているうちに、みんな一期一会で！　ヨロシク！」と再びRED WARRIORSでロックンロールをぶち上げることを宣言した。

　RED WARRIORSは、1985年、ギタリストの木暮“shake”武彦（元レベッカ）とボーカルのDIAMOND☆YUKAIを中心に結成された4人組ロックバンド。翌86年10月、1stアルバム『LESSON 1』でメジャー・デビューするとストレートでブルージーなロックで頭角を現し、88年には日本武道館と西武球場でライブを行うなど人気を博したが、shakeがアメリカで音楽活動を行うことを決め、89年にバンドは解散。96年に再結成し、武道館ライブを行うなど、現在まで断続的に活動を行い、2025年、結成40周年を迎えた。現在のメンバーは、shake、ユカイ、小川の3人。