漫才コンビ・トミーズのトミーズ雅が7日、相方・トミーズ健とともにレギュラーを務めるMBS『せやねん!』（土曜午前9時25分）に出演。3日に肺炎のため死去した長嶋茂雄巨人終身名誉監督との思い出を語った。

「昭和が終わった」と感想を明かした雅。直接の対面は1度もないというが、テレビ中継を通じて会話したことがあるとした。日本シリーズのON対決が話題となった2000年に、日本テレビ系『24時間テレビ』でチャリティーマラソンランナーを務め、150キロ走った雅は途中の休憩中、募金箱を持ってナインを引き連れて東京・日本武道館に来場したミスターとやりとりした。

　雅は「僕が休憩のポイントでしゃべったんですよ。お会いしたことはないんですけど、しゃべってん。『見てるよ。みんな100キロやのに、150キロ頑張ってね』『ありがとうございます。うれしいです。長嶋監督としゃべれんの、めっちゃうれしいです』『雅君、頑張ってね。ゴールで待ってるから。日本武道館で待ってるから』」とやりとりを回想。

「頑張ったよ。待ってへん。おれへん。ウソやってん。その（中継）部分終わったらスッと帰ったらしい」と残念がりつつ、「けど、長嶋さんやからいいの。それは。大好きです。嫌いな人いないんじゃないですか」と発言。長嶋さんエピソードとして「必ず行くカウンターの焼き鳥屋さんで、端から3番目。（現役時代の）背番号『3』やから。焼き鳥3本食べて、3万円払って『釣りはいらん』言うて帰っていくんやで。おしゃれやろう？」と『3』へのこだわりを紹介。アキナ・秋山賢太は「焼き鳥屋、経営したい。3本で3万円もらえるんやったら」とボケた。

　巨人が9年連続日本一を達成したV9（1965年～73年）の強固なスターティングメンバーを「いまだに言える」と、「1番センター柴田」から「3番ファースト王、4番サード長嶋」を挟み「9番ピッチャー堀内」までスラスラ口にした雅。子どこを含めて大衆に人気なものを「巨人、大鵬、卵焼き」とまとめた流行語について、「あれウソで、巨人でなしに王・長嶋やで。（本当は）『王・長嶋、大鵬、卵焼き』」と言い切り、長嶋さんの偉大な功績を称えた。