二郎系ラーメンのカロリーは「1511キロ」 大手ダイエットアプリの表記改訂にネット激震「直視します」

数あるダイエットアプリやカロリー計算アプリの中で、「簡単に続けられる」「確実に成果が出た」とユーザーから高い評価を得ているのが「あすけん」だ。2007年のリリース開始から年々ユーザー数を伸ばし、国内アプリストアの「ヘルスケア(健康)/フィットネス」カテゴリでは20~23年の4年間でダウンロード数1位を記録、累計1200万人以上が利用している。そんな人気のダイエットアプリが発表したある「お詫び」が、ネット上で話題を呼んでいる。あすけんを運営する株式会社askenに話を聞いた。

累計1200万人が利用しているダイエットアプリ「あすけん」【写真:スクリーンショット】
累計1200万人が利用しているダイエットアプリ「あすけん」【写真:スクリーンショット】

二郎系ラーメンを記録すると健康度が高得点になりやすい現象について、アップデートを報告

 数あるダイエットアプリやカロリー計算アプリの中で、「簡単に続けられる」「確実に成果が出た」とユーザーから高い評価を得ているのが「あすけん」だ。2007年のリリース開始から年々ユーザー数を伸ばし、国内アプリストアの「ヘルスケア(健康)/フィットネス」カテゴリでは20~23年の4年間でダウンロード数1位を記録、累計1200万人以上が利用している。そんな人気のダイエットアプリが発表したある「お詫び」が、ネット上で話題を呼んでいる。あすけんを運営する株式会社askenに話を聞いた。

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「あすけん」は、食事画像や商品パッケージのバーコードをスマホのカメラで読み取るだけで、カロリーや栄養素を自動計算してくれる食事管理アプリ。カロリーと各種栄養素の過不足や食事バランスがグラフで表示され、記録された食事や運動の内容に応じて、アプリ公式キャラクターの「未来(みき)さん」が管理栄養士監修のアドバイスをしてくれる。未来さんは、日々の食生活を100点満点で採点する「あすけん健康度」の厳しさや、感情表現豊かなアドバイス内容がネット上でも度々話題を集めており、「あすけんの女」と呼ばれ親しまれている。

 そんなあすけんから、アプリ内で起こるある現象についての「お詫び」が発表されたのは先月22日のこと。

「二郎系ラーメンのあすけん健康度について」と題された文書では、「これまで二郎系ラーメンを記録いただくと健康度が高得点になりやすい『二郎バグ』と呼ばれる現象が起きておりましたが、あすけんアプリ内での栄養計算の見直しにより、ベーシックな二郎系ラーメンは1,511kcal、コールやトッピングの内容によっては2,000kcalほどで記録されるため高得点をとりづらくなった可能性がございます」とし、高カロリー・高脂質で知られる二郎系ラーメンについて、あらためてアプリ内の栄養計算の見直しを行ったと報告。その上で、あすけん健康度が実態以上に高得点で表示される「二郎バグ」が起こらなくなったことについて「ご期待に沿えず申し訳ございません」と謝罪している。

 公式でありながら、「二郎バグ」というネット特有のスラングや「コール」と呼ばれる二郎系ラーメン専門用語が飛び交い、ジロリアンと呼ばれる愛好家が目を背けてきた摂取カロリーを具体的な数値で示した今回のお詫びには、ネットも騒然。

「あれやっぱりバグだったのか…」「パワーワードすぎるだろ二郎バグ」「すまん、もう何言ってるか全然わからない。二郎って健康の対義語だろ」「二郎喰うやつがあすけん使うな」「ゲームのアプデでもこんな文見ないよ」「二郎1200kcal→1500kcalへナーフで終わった」「二郎ナーフまじか、環境荒れるぞ」「あすけんでは度々、二郎バグに助けられてきました。今までありがとうございます。今後は1511kcalを直視します」など、ショックを受けるユーザーが続出している。

 株式会社askenの担当者は、これまで“二郎バグ”が起こっていた理由について、「二郎系ラーメンの麺量表記がゆでる前の重さ(300グラム)になっておりました。今回、栄養計算を見直した結果、ゆでた後の重さ(600グラム)に修正させていただきました」と、二郎系ラーメン店で特有の麺量の「ゆで前」表記がシステムに影響を及ぼしていたことを説明。倍の麺量で計測することで、改善を行ったという。

 一連の反響については「大変ありがたい半面、これまで二郎系ラーメンを食べた際に『あすけん』へ登録いただいていた皆さまにおかれましては、カロリー・栄養表記において差分が出てしまい、誠に申し訳ございませんでした。また、二郎系ラーメンを『あすけん』に登録いただいた際に健康度が高得点で表示され、今後も同様に高得点をご期待いただいておりました皆さまにおかれましても、ご期待に沿えず申し訳ございません」と再度謝罪した上で、「今後も皆さまの日々の食生活を簡単に入力できるような機能改善やアップデート、そして、栄養学の知見を活かし、食事内容に応じた栄養計算やアドバイスなどを提供することで、皆さまの健康的な食生活の実現をサポートできればと考えております。今後とも『あすけん』をどうぞよろしくお願いいたします」としている。

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