『2025世界陸上』高橋尚子氏が2大会連続SPキャスターに 34年ぶり東京開催に「全力を尽くします」

TBSは5日、9月13日から21日にかけて放送する『東京2025世界陸上』のスペシャルキャスターに、2000年シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子氏が就任することを発表した。併せて、番組キャスターを同局の江藤愛アナウンサーと石井大裕アナウンサーが務めることも明らかとなった。

『東京2025世界陸上』を伝える(左から)江藤愛アナ、高橋尚子氏、石井大裕アナ【写真:(C)TBS】
『東京2025世界陸上』を伝える(左から)江藤愛アナ、高橋尚子氏、石井大裕アナ【写真:(C)TBS】

9日間にわたり放送

 TBSは5日、9月13日から21日にかけて放送する『東京2025世界陸上』のスペシャルキャスターに、2000年シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子氏が就任することを発表した。併せて、番組キャスターを同局の江藤愛アナウンサーと石井大裕アナウンサーが務めることも明らかとなった。

『東京2025世界陸上』は、世界陸上としては34年ぶりに東京で開催される大会で、今回の決戦の舞台は、東京2020オリンピック・パラリンピックで使用された国立競技場。大会の模様は同局にて9日間にわたって放送される。日本国内で単独実施するスポーツイベントとしては初となる、デジタルプラットフォーム「X」との連携施策「世界陸上ポータル」の展開も決定し、X内の検索タブから競技ハイライトやスケジュールなどにアクセスできる特設ページが用意される。

 前回大会に続き、スペシャルキャスターに就任する高橋氏は、今回の東京開催について「東京世界陸上は、日本代表選手にとって母国開催という地元の応援に後押しされるため、自分の限界を超えるような力を発揮できる舞台となります。テレビ放送でも、会場にいるような熱気や歓声、緊張感を共に感じ、心をひとつに応援して頂けるよう、私も全力を尽くします」と語った。また注目選手として、競歩の山西利和を挙げ、「19年世界陸上で金メダル、22年には連覇を達成。今年2月に世界新記録を出し、東京世界陸上で金メダルに最も近い存在と言えます。歴史を変える、そんな瞬間をお伝えできる日が待ち遠しいです」とコメントしている。

 江藤アナは、2023年のブダペスト大会を振り返り「北口榛花選手の6投目は、もはや仕事を忘れ、祈るような気持ちでした」と述べ、「世界陸上が、34年ぶりに東京にやってきます。みんなで、感動の瞬間を分かち合いましょう」と呼びかけた。

 石井アナは「スポーツは、まさに希望の光。過酷な鍛錬で頂点に立つ選手、鳥の如く舞う選手、彼らの願いはただ一つ、スポーツで世界を繋ぎ、沢山の人々に夢を届けること」と表現し、「東京で、その奇跡が一つになる最高の瞬間をお届けできます事、心から楽しみにしています!」と意気込みを語った。

 なお、開幕100日前にあたる6月7・8日には、東京駅前の行幸通りにて「東京2025世界陸上100 Days To Go!」イベントが開催。日本トップレベルの競技パフォーマンスをはじめ、子ども向けの参加型体験「キッズアスリートチャレンジ」やバーチャル競技「BATA BATA PAINT」など、多彩な企画が予定されている。

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