ブラマヨ吉田が思わずツッコミを入れた“長嶋茂雄語録”「『試合に負けて、相撲に勝った』相撲ってのはいつ…」

ブラックマヨネーズの吉田敬が3日、火曜レギュラーを務める関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』(月~金曜午後1時50分)に出演。この日、肺炎のため死去した長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督(享年89)を悼んだ。

ブラックマヨネーズの吉田敬【写真:(C)YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD.】
ブラックマヨネーズの吉田敬【写真:(C)YOSHIMOTO KOGYO CO.,LTD.】

『旬感LIVEとれたてっ!』で長嶋さんを悼む

 ブラックマヨネーズの吉田敬が3日、火曜レギュラーを務める関西テレビ『旬感LIVEとれたてっ!』(月~金曜午後1時50分)に出演。この日、肺炎のため死去した長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督(享年89)を悼んだ。

 吉田は「現役時代は僕は知らないんですけど、監督時代はすごくて。(2004年に)病気(脳梗塞)になられてから、リハビリの姿がテレビで流れたりして『これは自分対自分の勝負やから』言うて。すごい力強いリハビリ姿が流れてて、心配で見てるこっちが逆に元気もらうっていう、ホンマにすごい方だったと思うんで、残念としかいいようないですね」とコメントした。

 MCの青木源太アナウンサーが「(日本テレビ時代の)若手アナウンサーのときに東京ドームで野球中継を担当していたんですけど、ときどき、いらっしゃるんですよ。ミスターが来ると、やっぱり球場全体の空気が変わるんですよね。イニング間とかに(長嶋さんが)オーロラビジョンに映し出されたりすると、ファンの皆さんも本当に盛り上がるし。やっぱりカリスマ的な存在感っていうのがありました」と告白すると、吉田は「自分の年代より上の方の何が一番うらやましいって、(長嶋さんの)現役時代を見れたこと。僕はそれ見たかったですけど、そこはうらやましいですね」と打ち明けた。

 1958年のルーキーイヤーに本塁打・打点の2冠に輝いた。当時の開幕戦で国鉄・金田正一投手に4打席4三振だったデビューも伝説になっている。吉田は「デビューしたての時、めっちゃスベった時、その話聞いて、すごい救われたんですよね。『あの長嶋茂雄がデビュー戦4三振』みたいなんで」と振り返った。

 長嶋さんは数々の珍語録でもファンを喜ばせた。吉田は「監督時代やったんかな? それとも昔の話がスポーツ新聞に載ってただけか忘れましたけど、試合が終わって『試合に負けて、勝負に勝った』ってあるじゃないですか。結果では勝ったけど、内容では負けてた(と言う意味)。じゃなくて(長嶋さんは)『試合に負けて、相撲に勝った』みたいな。相撲ってのはいつ行われてたんだみたいな」と話すと、笑いが起こった。

 番組では長嶋さんと監督と選手として巨人でプレーした現ジャイアンツ女子チーム監督の宮本和知氏を青木アナがリモート取材。宮本氏は、長嶋監督をファンを思い魅了することを考える“演出家”と表現。現役時代から野球界発展の最大の功労者と断言した。「(ミーティングで)長嶋監督がおっしゃったのは『オレもいろんなことを言ってきたけど、“君たちの耳からタコが出るぐらい”言ってきたけど、いくんだぞ』っていう気合の入れ方ですね。『耳にタコができるぐらい』だと思うんですよ。正解(は)」と語録も披露した。吉田は「『耳からタコが出る』は考えてみれば、タコってタコつぼにいてて呼んでも出て来ないじゃないですか。そのタコが『何回言うねん、その話』って出てくるぐらいってことじゃないですか。筋通ってるんですよ」と解釈を明かして笑わせた。

 訃報の話題とは思えない明るいムードに、東ちづるは「私たち笑ってていいのかなって。とても幸せを分けてもらってる感じで。だからレジェンドなんですけど、語り継ぎたくなる方なんでしょうね」と発言。青木アナは「偉大な、存在感の大きな方が亡くなった時に『巨星、堕つ』と言う言葉がありますけれど、まさに『巨人の星』だったと思いますし、戦後日本を太陽のように照らし続けてくれた方だなと思います。心からご冥福をお祈りします」と結んだ。

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