週刊誌の直撃記者をXでさらす行為は罪か? 現役弁護士芸人・こたけ正義感が見解「犯罪にはならない」 訴えられたら?にも回答

お笑いコンビ・ラランドのサーヤが2日、テレビ朝日系『こたけ法律事務所』(月曜深夜2時55分)に出演。週刊誌記者に物申すとともに、今後の対応策に熱意を燃やした。

ラランド・サーヤ【写真:ENCOUNT編集部】
ラランド・サーヤ【写真:ENCOUNT編集部】

ラランド・サーヤ「今後、私に直撃してくる週刊誌の方、カメラマンも記者の方も晒そうと思ってる」

 お笑いコンビ・ラランドのサーヤが2日、テレビ朝日系『こたけ法律事務所』(月曜深夜2時55分)に出演。週刊誌記者に物申すとともに、今後の対応策に熱意を燃やした。

 この番組は、お笑い芸人で現役弁護士のこたけ正義感が、身近な悩みを法律的観点で解決する内容。冒頭、サーヤは「今後、私に直撃してくる週刊誌の方、カメラマンも記者の方も、どちらも写真撮ってネットにさらそうと思ってるんです」と告白した。

 これにこたけが「あ、こちら側から?」と確認すると、「はい」と即答。サーヤは「これが何かの罪に抵触するのかというか、まぁ……お相手の方も撮ってきてるのに、仮にそっち側も恥を捨てて裁判とかにされた時、どういった罪に問われるのか。あと、お金がかかるとしたら、どれくらいなのか。正直、払える額ならどんどん払うから、さらそうと思ってるんです」と明かした。

 この質問にこたけが「まず、犯罪になるかどうかなんですけど、顔写真を撮ってさらしても、犯罪にはならないです」と答えると、サーヤは「よし! 勝ちですね。芸能人もガッツポーズしてると思います」と大喜び。「相手方が民事で裁判を起こすリスクはある。一応、肖像権があるんでね、相手にも」との説明には「なるほど」とうなずき、「向こうも撮ってるじゃないですか。撮りあったら相殺されないんですか?」と返した。

 続けて、サーヤは「腹立つなって思って。『こっちは公人じゃないんだからさ』とか言うおっさんがいるんですけど、知ったこっちゃねぇなって思ってて」と発言。実際に1回、そういったやり取りがあったそうで、相方・ニシダが「彼女がいるらしいですね?」と直撃取材を受けた際、「その状況がおもしろいから」と撮影したところ、「カメラマンのおじさんが『撮るな、撮るな!』って言ってきて。すごいなって思いました」と振り返った。

 これについて、こたけが「肖像権っていっても、街中歩いてて映り込んじゃうこととかあるわけじゃないですか。ある程度、チラっと映る程度なら、違法とはいえない」と説明すると、サーヤは「じゃあ、記者がバーッと来て。急いでお花とか摘んで撮って(記者を)映らすとか」と提案。こたけが「そうですね。それをちゃんとね、裁判所で言えれば」と述べると、「そうなんだ。小芝居が必要なんだ、裁判で」と笑った。

 一方で、こたけが「僕も弁護士なんで、違法なことをやっていいですよとは言えないんですけど……」と前置きの後、「(訴えられて支払う賠償金は)まぁ10万~20万(円)くらいのことです」と語ると、サーヤは「ふーん。全然やっちゃうな」とニヤリ。「パイオニアになるしかない」と決意すると、こたけも「そうかもしれないです。1個事例ができれば、向こうもね、出方が変わるかもしれないんで」と同調した。

次のページへ (2/3) 【写真】現役弁護士芸人の姿
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