プロ野球・巨人の長嶋茂雄終身名誉監督が3日午前6時39分、肺炎のため、都内の病院で死去した。巨人などが発表。長島さんは89歳だった。 芸能界にも悲しみが広がっている。

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　タレント・せんだみつおは所属事務所からの連絡を受けて、涙を流しながら「ついに来ましたね。よく頑張られたと思います」と話した。

　プライベートで親交が厚く、2021年秋、長嶋さんが松井秀喜氏とともに野球界から初となる文化勲章を受章した際の記念パーティーでは、司会の大役を務めていた。

「最後にお会いしたのはパーティーの時でした。『1、2、3』がお好きで、まさに12月3日の開催でした。パーティーは大盛況で、終わった後に『いつも、スケジュールを開けてくれてありがとう！』と言われ、恐縮しました。楽しい思い出ばかりです」

　古くから親交のある俳優・北大路欣也は「訃報に接し、胸詰まる想いです。野球の世界を通して、人間の輝きと、生かされている喜びと幸せ、私たちに力強くその波動を送り続けてくださった長嶋名誉監督に心から感謝申し上げます」と追悼した。

　演出家でコメンテーターのテリー伊藤はニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』に電話で生出演。長きにわたり交流があり、「人生の中で一番悲しい、長嶋さんには本当にお世話になった。お願いばかりして、何も恩返し出来ないまま、ミスター(長嶋茂雄)とお別れ。切ない。僕ら世代では特別な人、長嶋茂雄の背番号“3番”の靴箱をめがけて、多くの子供たちが銭湯に走り出すくらい特別な人だった」と振り返った。

　歌舞伎俳優の片岡愛之助はアメーバオフィシャルブログで、「いつも素敵な笑顔と優しい口調でお話されていた事を思い出します」と記し長嶋さんと笑顔で寄り添った2ショットを添えた。さらに「お疲れ様で御座いました。心より御冥福をお祈り申し上げます」と偲んだ。

　長嶋監督時代に江川卓氏と並び、巨人の一時代を築いたエースのひとりで、解説者の西本聖氏は文化放送『くにまる食堂』に電話出演。「すごくショックだった。現役時代お世話になった長嶋さんの愛の鉄拳を思い出す。厳しかったけど自分も成長でき感謝している。当時は（監督として）怖かった。でも、表立っては言わないが、“江川に負けるな、がんばれ”と激励してくれた。たくさん経験させてもらって感謝の気持ちしかない。ゆっくり休んでいただきたい。心からそう思う」と思いを馳せた。