堂本光一、『ナイツ・テイル』への情熱語る「やればやるほど発見」 井上芳雄イジリで笑い誘う
KinKi Kidsの堂本光一が3日、東京・ベルサール羽田空港で行われた、ミュージカル『ナイツ・テイル -騎士物語-』ARENA LIVE製作発表に井上芳雄、音月桂、上白石萌音、島田歌穂、宮川浩、大澄賢也、ジョン・ケアード氏(脚本・演出)とともに出席した。

羽田空港第3ターミナル駅に直結する会場
KinKi Kidsの堂本光一が3日、東京・ベルサール羽田空港で行われた、ミュージカル『ナイツ・テイル -騎士物語-』ARENA LIVE製作発表に井上芳雄、音月桂、上白石萌音、島田歌穂、宮川浩、大澄賢也、ジョン・ケアード氏(脚本・演出)とともに出席した。
シェイクスピア最後の作品として知られる『二人の貴公子』(共作・ジョン・フレッチャー)を、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクターであり、『レ・ミゼラブル』初演や、舞台『千と千尋の神隠し』を演出した世界的演出家ジョン・ケアード氏の脚本・演出により、堂本と井上の初タッグを経て、2018年7~8月にミュージカル『ナイツ・テイル-騎士物語-』の世界初演を帝劇で果たした。
以来、20年のコンサート版、21年の帝劇での再演を経て、その究極の形として、6000人超のアリーナに、100人を越えるキャストとオーケストラが集まり、あの愛すべき作品をライブとして表現するのが、今回の『ナイツ・テイル -騎士物語-』ARENA LIVEとなる。
東京を代表するアリーナとして知られる「東京ガーデンシアター」に張りだし舞台を設けて、かつてないスケールでよみがえる。12回公演で7万5000人を超える動員を予定。堂本、井上、音月、上白石、大澄、島田ら、おなじみの豪華キャストに、新たに宮川が加わった。演奏は、東京フィルハーモニー交響楽団の魅惑のフルオーケストラ。初演以来の音楽監督、ブラッド・ハーク氏が自ら指揮を手掛ける。
さらに、邦楽を充実させるべく、堂本と『Endless SHOCK』の歴史を共にした石川直と日野一輝が新たに加わり、4人の太鼓奏者、篠笛・能管、尺八、津軽三味線奏者が、オーケストラと競演する。
この日は、羽田空港第3ターミナル駅に直結する会場での開催。300人を超えるオーディエンスが集まり、約1時間30分にわたって製作発表が行われた。
冒頭のあいさつで堂本は「(井上)芳雄くんの出しがあるので、手短にいきたいと思います」と笑いを誘うと、井上は「バラすのやめてもらっていいですか?」と返し、まるで夫婦漫才のような軽妙なやり取りを披露した。
「夜なんで大丈夫です。あと、僕のせいで羽田になったわけじゃないです」と井上が冗談めかして話すと、堂本は「だから思ったのよ。羽田でやるっていうことは、芳雄くん地方行くのかなって」と推測。井上は苦笑しながら「いや、別にすぐ飛び立つわけじゃないです」と返し、笑いを誘った。
堂本が「違うの?」と確認すると、「ゆっくりしゃべってください」とたしなめられる場面も。そんなやり取りを挟みつつ、堂本は「じゃあ、自分のまず生い立ちから……」と冗談を交えつつ、「本当にジョンを筆頭に、このメンバーでナイツ・テイルができることを本当にうれしく思っています。この作品も帝国劇場から始まった作品ですし、何かこうやってこの作品を通じて、また4年後なのか5年後なのか、6年後なんか分かりませんけど、こうつないでいくという意味もあると思うんです」と語った。
さらに、「この作品としては、本当にやればやるほどいろんな発見がある。ずっと発見し続けられる。ですから、今回6000人規模のお客さんが入る中で、やらせていただくということですが、まだ正直、僕らもどういった形になるのかというと、正直分かってない部分も多い」としながらも、「また、ジョンについていけることを本当にうれしく思いますし、そこで自分自身も驚くこと、悩むこともあるかもしれません。そういった環境に自分が入れることをとても楽しみにしております」と意欲を見せた。
続いて井上も、作品への再会を心から喜んでいた。「僕もこのナイツ・テイルに再会できたことを、本当に心からうれしく思います。本編を最後にやった時に、これでセットも破棄するって話だったし、やることはないのかなって。一度お別れした気持ちでいたんですけど、前回のコンサートバージョンで再会できて、今回はアリーナバージョンっていう違う形で。思いがけない再会が続くことは、本当に幸せなことだなと思いますし、それだけこの作品が可能性というか、力を持っているっていうことだなと思います」と語り、作品が持つ可能性と力をあらためて実感している様子だった。
記者会見の思い出にも触れた井上は、初演時に上白石がスケジュールの都合で欠席し、パネルで登場していたことを懐かしそうに振り返った。それに対し、上白石が「今日は立体でお届けいたします」と笑顔で応じると、井上は「立体の萌音ちゃんがいて、うれしいな」と笑みを浮かべ、チームワークの良さを伺わせた。
上白石は「初演が7年前で、私はまだ成人したばかりで、もう右も左も分からないところから、偉大な先輩方の背中を追ってなんとか一公演ずつ重ねてまいりました。公演がない期間も、気づいたら歌を口ずさんでしまうくらい自分の一部ですし、再演とかコンサートを重ねる中で、役に出会い直すたびに、この奥深さとか難しさを感じて、いつも初心に帰るような気持ちでおります。初演の時は芳雄さんと親子のようだと言われておりましたが、ちゃんと恋人に見えるように、頑張って大人になりたいと思っております」と作品への思いを語った。
テーベの騎士でいとこ同士のアーサイト(堂本)とパラモン(井上)。テーベ王のクリオン(大澄)に仕える2人は、熱い友情を誓い合い、騎士としての誇りと名誉を何よりも大切に生きてきた。戦争により敵国アテネの大公シーシアス(宮川)に捕虜として捕らえられるも、互いに励ましあいながら同じ牢獄で過ごしていた2人は、ある日、シーシアスの美しい妹・エミーリア(音月桂)を牢獄の窓から見掛け、同時に恋に落ちてしまう。だがアーサイトは追放され、テーベに戻るよう命じられる。アーサイトは、残ったパラモンがエミーリアを奪うのではないかと、互いに猜疑心(さいぎしん)を抱きながら、愛するエミーリアを必ず手に入れると決心し道を違えていく。
テーベへ戻る道中で、アーサイトは森の楽団を率いるダンス指導者ジェロルド(大澄)に出会う。エミーリアの誕生祝いの稽古をしている一座に名を偽りダンサーとして加わったアーサイトは、再びエミーリアに出会うチャンスを得る。その頃パラモンは、食事の世話をしてくれる牢番の娘(上白石)の手引きにより牢獄を脱出する。牢番の娘は脱獄という危険を冒すほどパラモンを愛していたが、ふとした瞬間にパラモンが去ってしまい、ショックのあまり正気を失ってしまう。エミーリアとの再会を果たしたアーサイトは、シーシアスが愛するアマゾンの女王であったヒポリタ(島田)の計らいもあり、周囲には正体を隠して彼女に仕えることになったが、シーシアスやエミーリアたちと狩猟に出かけた森で、無二の友で今や恋敵となったパラモンと出会う。艱難辛苦を経て再会した二人は、どちらがエミーリアを得るにふさわしい男か、愛と名誉と生死を賭けて決闘を挑む。 KinKi Kidsの堂本光一が3日、東京・ベルサール羽田空港で行われた、ミュージカル『ナイツ・テイル -騎士物語-』ARENA LIVE製作発表に井上芳雄、音月桂、上白石萌音、島田歌穂、宮川浩、大澄賢也、ジョン・ケアード氏(脚本・演出)とともに出席した。
シェイクスピア最後の作品として知られる『二人の貴公子』(共作・ジョン・フレッチャー)を、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクターであり、『レ・ミゼラブル』初演や、舞台『千と千尋の神隠し』を演出した世界的演出家ジョン・ケアード氏の脚本・演出により、堂本と井上の初タッグをえて、2018年7・8月にミュージカル『ナイツ・テイル-騎士物語-』の世界初演を帝劇で果たした。
以来、20年のコンサート版、21年の帝劇での再演を経て、その究極の形として、6000人超のアリーナに、100人を越えるキャストとオーケストラが集まり、あの愛すべき作品をライブとして表現するのが、今回の『ナイツ・テイル -騎士物語-』ARENA LIVEとなる。
東京を代表するアリーナとして知られる「東京ガーデンシアター」に張りだし舞台を設けて、かつてないスケールで甦る。12回公演で7万5000人を超える動員を予定。堂本、井上、音月、上白石、大澄、島田ら、おなじみの豪華キャストに、新たに宮川が加わった。演奏は、東京フィルハーモニー交響楽団の魅惑のフルオーケストラ。初演以来の音楽監督、ブラッド・ハーク氏が自ら指揮を手掛ける。
さらに、邦楽を充実させるべく、堂本と『Endless SHOCK』の歴史を共にした石川直と日野一輝が新たに加わり、4人の太鼓奏者、篠笛・能管、尺八、津軽三味線奏者が、オーケストラと競演する。
この日は、羽田空港第3ターミナル駅に直結する会場での開催。300人を超えるオーディエンスが集まり、約1時間30分にわたって製作発表が行われた。
冒頭のあいさつで堂本は「(井上)芳雄くんの出しがあるので手短にいきたいと思います」と笑いを誘うと、井上は「バラすのやめてもらっていいですか?」と返し、まるで夫婦漫才のような軽妙なやり取りを披露した。
「夜なんで大丈夫です。あと、僕のせいで羽田になったわけじゃないです」と井上が冗談めかして話すと、堂本は「だから思ったのよ。羽田でやるっていうことは芳雄くん地方行くのかなって」と推測。井上は苦笑しながら「いや、別にすぐ飛び立つわけじゃないです」と返し、笑いを誘った。
堂本が「違うの?」と確認すると、「ゆっくり喋ってください」とたしなめられる場面も。そんなやり取りを挟みつつ、堂本は「じゃあ、自分のまず生い立ちから……」と冗談を交えつつ、「本当にジョンを筆頭に、このメンバーでナイツ・テイルができることを本当にうれしく思っています。この作品も帝国劇場から始まった作品ですし、何かこうやってこの作品を通じて、また4年後なのか5年後なのか、6年後なんか分かりませんけど、こう繋いでいくという意味もあると思うんです」と語った。
さらに、「この作品としては、本当にやればやるほどいろんな発見がある。ずっと発見し続けられる。ですから、今回6000人規模のお客さんが入る中で、やらせていただくということですが、まだ正直、僕らもどういった形になるのかというと、正直分かってない部分も多い」としながらも、「また、ジョンについていけることを本当にうれしく思いますし、そこで自分自身も驚くこと、悩むこともあるかもしれません。そういった環境に自分が入れることをとても楽しみにしております」と意欲を見せた。
続いて井上も、作品への再会を心から喜んでいた。「僕もこのナイツ・テイルに再会できたことを、本当に心からうれしく思います。本編を最後にやった時に、これでセットも破棄するって話だったし、やることはないのかなって。一度お別れした気持ちでいたんですけど、前回のコンサートバージョンで再会できて、今回はアリーナバージョンっていう違う形で。思いがけない再会が続くことは、本当に幸せなことだなと思いますし、それだけこの作品が可能性というか、力を持っているっていうことだなと思います」と語り、作品が持つ可能性と力をあらためて実感している様子だった。
記者会見の思い出にも触れた井上は、初演時に上白石がスケジュールの都合で欠席し、パネルで登場していたことを懐かしそうに振り返った。それに対し、上白石が「今日は立体でお届けいたします」と笑顔で応じると、井上は「立体の萌音ちゃんがいて、うれしいな」と笑みを浮かべ、チームワークの良さを伺わせた。
上白石は「初演が7年前で、私はまだ成人したばかりで、もうも左も分からないところから、偉大な先輩方の背中を追ってなんとか一公演ずつ重ねてまいりました。公演がない期間も、気づいたら歌を口ずさんでしまうくらい自分の一部ですし、再演とかコンサートを重ねる中で、役に出会い直すたびに、この奥深さとか難しさを感じて、いつも初心に帰るような気持ちでおります。初演の時は芳雄さんと親子のようだと言われておりましたが、ちゃんと恋人に見えるように、頑張って大人になりたいと思っております」と作品への思いを語った。
テーベの騎士で従兄弟同士のアーサイト(堂本)とパラモン(井上)。テーベ王のクリオン(大澄)に仕える2人は、熱い友情を誓い合い、騎士としての誇りと名誉を何よりも大切に生きてきた。戦争により敵国アテネの大公シーシアス(宮川)に捕虜として捕らえられるも互いに励ましあいながら同じ牢獄で過ごしていた2人は、ある日、シーシアスの美しい妹・エミーリア(音月)を牢獄の窓から見掛け、同時に恋に落ちてしまう。だがアーサイトは追放され、テーベに戻るよう命じられる。アーサイトは、残ったパラモンがエミーリアを奪うのではないかと、互いに猜疑心(さいぎしん)を抱きながら、愛するエミーリアを必ず手に入れると決心し道を違えていく。
テーベへ戻る道中で、アーサイトは森の楽団を率いるダンス指導者ジェロルド(大澄)に出会う。エミーリアの誕生祝いの稽古をしている一座に名を偽りダンサーとして加わったアーサイトは、再びエミーリアに出会うチャンスを得る。その頃パラモンは、食事の世話をしてくれる牢番の娘(上白石)の手引きにより牢獄を脱出する。牢番の娘は脱獄という危険を冒すほどパラモンを愛していたが、ふとした瞬間にパラモンが去ってしまい、ショックのあまり正気を失ってしまう。エミーリアとの再会を果たしたアーサイトは、シーシアスが愛するアマゾンの女王であったヒポリタ(島田)の計らいもあり、周囲には正体を隠して彼女に仕えることになったが、シーシアスやエミーリアたちと狩猟に出かけた森で、無二の友で今や恋敵となったパラモンと出会う。艱難辛苦を経て再会した二人は、どちらがエミーリアを得るにふさわしい男か、愛と名誉と生死を賭けて決闘を挑む。
