高橋一生、国立博物館展覧会の音声ガイドに「静かに寄り添うことができたら」
俳優の高橋一生が2日、東京国立博物館で行われた特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」の報道発表会に出席。広報大使として本展の見所を語った。

「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」報道発表会
俳優の高橋一生が2日、東京国立博物館で行われた特別展「運慶 祈りの空間―興福寺北円堂」の報道発表会に出席。広報大使として本展の見所を語った。
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本展は、弥勒如来坐像、無著世親菩薩立像に加えて、かつて北円堂に安置されていた可能性の高い四天王立像を合わせた7体の国宝仏を一堂に展示し、鎌倉復興当時の北円堂内陣の再現を試みる奇跡的な企画。9月9日から11月30日まで東京国立博物館の本館特別5室で開催される。
以前から運慶の仏像に興味があったという高橋は、見所を聞かれ「まずは無著と世親像ですね。空間の見つめ方みたいなものの違いが画像を見ていても感じられる。実際に向かったときにどんなものが出てくるのか。また中央に弥勒如来坐像があるわけですから、空間ごとデザインしていた運慶の空間センスみたいなものを全体で見てみたいと思います。楽しみにしています」とコメント。音声ガイドナビゲーターも務めており、「像と向き合う観賞されているみなさんは、静かな空間があいだに流れていると思う。なるべくノイズにならないように、かつその瞬間、解説というものを越えて導き手になれるように静かに寄り添うことができたらいいなと思っています」と収録で気をつけたことを明かした。
開幕に向けて、「空間そのものをとらえて、静かに像と向き合っている時間は、もしかしたら現代にとっての祈りの空間がその場で出来上がっていくのかもしれないと僕は感じています。みなさんもそういったことを感じていただけたらと思っています」とメッセージを送った。
