被ばく伝承活動でも知られる広島のシンガー・HIPPY、被曝80年で挑む地元ライブ「“最幸”な会場を描きたい」

『君に捧げる応援歌』などで知られるシンガー・ソングライターのHIPPY(ヒッピー)がメジャーデビュー10周年を記念して、6月14日に広島サンプラザホールで自身初のアリーナライブ『THE ヒーローアイランド 計画 in ARENA』を開催する。そこでライブを目前に控えたHIPPYからENCONTに届いたライブに懸ける思いをコメントで紹介する。

10周年記念ライブを開催するHIPPY
10周年記念ライブを開催するHIPPY

6月14日に広島サンプラザホールで10周年記念ライブを開催

『君に捧げる応援歌』などで知られるシンガー・ソングライターのHIPPY(ヒッピー)がメジャーデビュー10周年を記念して、6月14日に広島サンプラザホールで自身初のアリーナライブ『THE ヒーローアイランド 計画 in ARENA』を開催する。そこでライブを目前に控えたHIPPYからENCONTに届いたライブに懸ける思いをコメントで紹介する。

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 広島市出身のHIPPYは、2015年4月にメジャーデビューし、17年3月にリリースしたセカンドアルバム『HomeBase ~ありがとう~』収録の『君に捧げる応援歌』が、多くのプロ野球選手の登場曲に使用され、20年度のプロ野球選手登場曲のタイトル別ランキングでは1位を獲得。23年には横浜DeNAベイスターズ、牧秀悟選手の登場曲『We Can Make it』を初の書き下ろしで提供した。

『君に捧げる応援歌』のミュージックビデオは公式YouTubeチャンネルで3500万回再生を超え、TikTokも1億回再生を超えるなど、世代を超えた応援歌として今もなお、多くのファンに愛されている。モデルでタレントのゆうちゃみは、HIPPYのファンと公言し、女性目線の歌詞にリメイクした『あなたに捧げる応援歌』で歌手デビューを果たした。

 またHIPPYは、被ばく三世として原爆の語り部としても知られており、広島市内で「原爆の語り部 被ばく体験者の証言の会」を定期的に開催している。今年は被ばく80年の年で、平和への祈りも込めて地元広島で自身初のアリーナ公演に挑む。さらに同日6月14日にニューアルバム『ひろいしま』を発売する。この夏、中国地方で開催する全国高校総体(インターハイ)の公式応援ソング『ぼくらのスタートライン』も収録されており、高校生たちとともに作り上げた。

○HIPPYのメッセージ
 おかげさまでメジャーデビュー10周年を迎えました。音楽を始めてから25年の広島での歩みの中で全国の学校や企業やイベントやお祭りなどのたくさんのオファーをいただき、この場所にも、あの場所にも届いてるんだと待ち望んだ日々を、ステージを噛み締めています。僕自身さらなるステージを求め、アリーナ公演を目指すことにしました。

 被ばく伝承活動で被爆ばくの方から聞いた衝撃の言葉「夕焼けが嫌い」――。家も希望も生き甲斐も、家族も、友達も、大好きが燃えた色だそうです。被ばく80年となる今年、会場の皆さんと共に未来を照らすオレンジを灯したいと考えています。

「あの日嫌いになったオレンジの記憶を、素敵なものに更新したい」そんな思いを胸に経験したことのない座席数に、果てなく挑んでいるところです。開催日までもがき続けていると思います。そんな姿を、そんな歌を、生で体感していただきたいと願っています。

 最高の布陣、最高のメンバー、今僕ができる史上最高の公演をご用意できています。会場の皆さんと共に今がある幸せを、そして一人ひとりを讃えあう“最幸”な会場を描きたいです。誰一人取り残すことなく笑い合う、この命、胸張って楽しみましょう!

 メジャーデビュー10周年記念公演『THE ヒーローアイランド 計画 in ARENA』は、広島サンプラザホールにて6月14日午後6時開演です。

 あなたの参加をお待ちしています。

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