佐藤勝利が舞台『ブロードウェイ・バウンド』で主演 PARCO劇場では36年ぶりの上演
アイドルグループ・timeleszの佐藤勝利が、9月4日から28日まで東京・PARCO劇場、10月2日から13日まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて上演される舞台『ブロードウェイ・バウンド』で主演を務めることが1日に発表された。

佐藤は2021年の『ブライトン・ビーチ回顧録』にも出演
アイドルグループ・timeleszの佐藤勝利が、9月4日から28日まで東京・PARCO劇場、10月2日から13日まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて上演される舞台『ブロードウェイ・バウンド』で主演を務めることが1日に発表された。
『おかしな二人』や『グッバイガール』『ヨンカーズ物語』などの名作を世に放ち、トニー賞、ゴールデングローブ賞、ピューリツァー賞と多くの賞を受賞、自身の名を冠した劇場が開場するなど、長年ブロードウェイの第一線で活躍したコメディー作家、ニール・サイモン。その活動の中で1980年代に取り組んだのが“B・B三部作”と呼ばれる自伝的作品だ。
迫りくる第二次世界大戦を背景に、貧しいながらもたくましく生き抜くユダヤ人一家と、主人公ユージン少年の思春期の芽生えを描いた『ブライトン・ビーチ回顧録』。徴兵されたユージンが新兵訓練キャンプで仲間たちと過ごした日々を縦糸に、彼の初恋と初体験を横糸に描いた『ビロクシー・ブルース』。戦後、青年になったユージンが、家族への愛情と失望の狭間で揺れ動きながらも夢に向かう姿を描いた完結編『ブロードウェイ・バウンド』。それぞれ1985、87年、89年にPARCO劇場で上演を果たし、大好評を博した。そして今回、PARCO劇場では36年ぶりとなる“B・B三部作”の完結編『ブロードウェイ・バウンド』が上演される。
主演は、アーティストとしてはもちろんのこと、さまざまなフィールドで活躍している佐藤。小山ゆうな氏演出、佐藤主演、2021年上演の“B・B三部作”『ブライトン・ビーチ回顧録』(東京芸術劇場プレイハウス)では、ブライトン・ビーチで暮らす少年ユージン(佐藤)とその家族の日々を生き生きと描き出した。再びタッグを組むことになる。
佐藤演じるユージンの母親・ケイトに幅広い役柄でお茶の間からも親しまれる松下由樹、父親・ジャックにはさまざまな役を硬軟自在に演じ分けるオールラウンダーの神保悟志、兄・スタンリーには声優だけにとどまらず、映像・舞台・歌手と多岐にわたって活躍する入野自由、とユージンの家族が前作から続投。さらに叔母・ブランチには独特な存在感を示し、情感あふれる演技力に定評がある小島聖、祖父・ベンには読売演劇大賞最優秀男優賞を2度受賞、映像でもさまざまな作品で活躍する演劇界の重鎮・浅野和之と実力派が新たに加わる。
2021年の『ブライトン・ビーチ回顧録』でニール・サイモンの世界をみずみずしく描き出したチームが、4年ぶりに成長したユージン一家の物語をどのように描き出すか、注目となる。
○佐藤勝利 コメント
「僕が初めてストレートプレイ作品に出演させていただいたのが、四年前の『ブライトン・ビーチ回顧録』(作:ニール・サイモン)でした。今年は、サイモンのB・B三部作と言われ、その最終章となる『ブロードウェイ・バウンド』に挑戦させていただきます。
『ブライトン・ビーチ回顧録』のユージンも少年から青年になり、夢だったコメディー作家になるべく奮闘する毎日。ですが依然、変わらず”あの家”に家族と住んでいます。お母さん、お父さん、お兄ちゃん、そしてユージン。そこに今回は、お爺ちゃんが加わります(ブランチおばさんごめんなさい)。
お爺ちゃんは、ずっと共演を夢見ていた浅野和之さんが演じてくださいます。4年前に舞台を観てくださった方には、あの続きとなる物語なので、なかなか味わった事のない演劇体験になるんじゃないかと思います。いや、私は初めて舞台に行くから楽しめないのかな?という方。いやいやいや、ユージンが描き出す物語は必ずや、初めての方にもご満足いただけると思います。ブライトン・ビーチにある”あの家”で皆様をお待ちしております」
