久本雅美、演出・石井ふく子氏の優しさ・大らかさに感銘「怖いと思っていたことを訂正してお詫びします」

お笑い芸人の久本雅美が31日、都内で行われた舞台『花嫁~娘からの花束~』囲み取材会に、羽場裕一、小林綾子、丹羽貞仁、演出の石井ふく子氏と共に出席した。

囲み取材会に出席した久本雅美【写真:ENCOUNT編集部】
囲み取材会に出席した久本雅美【写真:ENCOUNT編集部】

『花嫁~娘からの花束~』囲み取材会に登壇

 お笑い芸人の久本雅美が31日、都内で行われた舞台『花嫁~娘からの花束~』囲み取材会に、羽場裕一、小林綾子、丹羽貞仁、演出の石井ふく子氏と共に出席した。

 本作は、1977年に向田邦子が石井プロデューサーの依頼によって執筆し、放送されたドラマ「花嫁」を令和では初上演として舞台化。東京・上野池之端の下町を舞台に、ある家族のもとへ舞い降りてきた母への縁談をきっかけに、家族の絆を明るく描き出す。久本は主人公・片倉ちよを演じる。

 久本と石井は初タッグ。石井は「喜劇をおやりになるとしか聞いていなかったのですが、とても謙虚な方で心から演じてくださいました。とても素敵な方で、これからもまたご一緒したいです」と久本を絶賛すると、久本も「嬉しいです」と満面の笑みを浮かべる。

 報道陣から「久本さんは最初石井先生のことを怖い方なのかも……と思っていたと話していましたが」と振られると、久本は「とても優しくて大らか。丁寧に演出してくださるので、すごく学ばせていただくことが多かったです。謙虚と言ってくださいましたが、(お芝居は)右も左も分からないので、余計なことをしないことだけを意識してやっていただけなんです」と語ると「先生に『やりたいようにやってください』と言ってもらえたので、伸び伸びとやらせていただきました。とても居心地がよく『先生大好き!居心地がいいわー』って言ってしまったら、先生も『私もよ』っておっしゃってくれて。人としても、女性としても、演出家としても大好きで尊敬しています」とラブコール。

 続けて久本は「怖いと思ってしまったことは、ここにお詫びして訂正します」と茶目っ気たっぷりに話すと「しっかり精進して成長して、またぜひご一緒できれば」と未来に思いを馳せていた。

 久本演じる片倉ちよは、これまでドラマでは市川翠扇、赤木春恵、奈良岡朋子、泉ピン子、舞台では山岡久乃、草笛光子、高橋惠子など数々の名女優が演じてきた役。久本は「家庭の話で、ホームドラマの母親役は初めて」とやや不安もあったというが「素晴らしいキャスト、先生の演出でいいものになっていると思います」と自信をのぞかせていた。

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください