格闘家が減量中に気絶し全身痙攣「死を覚悟」 時間内に計量できずネット心配「この状態だと危険だな」

5月31日に行われる格闘技イベント「K-1 BEYOND」(神奈川・横浜BUNTAI)の前日計量が30日、行われた。第11試合で大久保琉唯と対戦予定だった永坂吏羅は規定時間(計量開始から2時間以内)になっても姿を現さず。大久保の不戦勝となった。渦中の永坂が現状をXで明かしている。

永坂吏羅【写真:HPより】
永坂吏羅【写真:HPより】

過度な水抜きは急性心不全や腎不全を引き起こす可能性も

 5月31日に行われる格闘技イベント「K-1 BEYOND」(神奈川・横浜BUNTAI)の前日計量が30日、行われた。第11試合で大久保琉唯と対戦予定だった永坂吏羅は規定時間(計量開始から2時間以内)になっても姿を現さず。大久保の不戦勝となった。渦中の永坂が現状をXで明かしている。

 56キロ契約の試合に臨む予定だった永坂は30日の午前3時に「この1番しんどい時期にちょけられるか。プロとしての1番の根性の見せ所 (意味)水抜き頑張れのメッセージをくれ」とほほが異様にこけた映像を公開していたが、結果的に会場まで来られなかった。

 このあとの様子について「深夜から1人で水抜きしてて湯船上がった瞬間 急なめまいにより家の脱衣所で数時間気絶してしまい全身痙攣で呼吸が上手くできず今回ばかりは死を覚悟しましたが急遽先輩が駆けつけてくれて痙攣により固まった筋肉をマッサージして解してくれて再度水抜きに付き添ってもらい最後の最後まで落とそうとした結果、計量に25分遅刻してしまい0.1キロオーバーでした」とつづっている。

 さらに「今回から計量日のスケジュール大幅の変更により再計量の猶予がないパターンで時間と体調管理を今一度見つめ直します。関係してる全ての方に先ずは謝罪申し上げますと共にプロして先ずは申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝罪もしている。

 水抜きとは一時的な脱水で体重を落とす特殊な減量方法なため、一人で行うことは厳禁。専門家によれば、臓器障害を引き起こし、ひどい場合には急性心不全や腎不全で死亡事故に発展してしまう場合もあるという。腎臓専門医は人が行っていい水抜き幅は「体重の5%」で「10%を超えることは稀」としている。

 永坂は続くポストで「引退」の文字も記している。ネット上では「1人で水抜きするのやっぱ危ないし欠場されたら団体も困るから付き添い必ずいるってルールにした方がいいと思う、何かあってからでは遅い」「この状態だと危険だな」「大丈夫かね?」などの声も寄せられている。

次のページへ (2/2) 【動画】異様に頬が痩せこけ明らかに危険な状態の格闘家
1 2
あなたの“気になる”を教えてください